昨年から始まった世界選手権の新ジャンル!
TrialEクラスは、その名のとおり電動バイクを対象としたトライアル世界選手権の分野であり、昨年からFIM(国際モーターサイクリズム連盟)が主催しています。昨年度は11名の選手が参戦し、スペインの名手出身マーク・コロメが初優勝しています。
そして今年、ヤマハは新たにこの分野への参戦を開始! YAMAHA FACTORY RACING TEAMから出場したベテラン、黒山健一選手にはヤマハが誇る最新鋭電動トライアルバイク、TY-Eが託されました。
記念すべき初勝利! 今年のタイトルを期待しましょう!
黒山選手は14日の予選をトップで通過。15日の15セクション×2ラップでの決勝は、1ラップ目に見事オールクリーンでトップに浮上! 2ラップ目は減点1を2回という結果で、減点2/クリーン28という成績で競技を終えました。
2位のロリス・ギュビアン(ガスガス)との差は、わずか減点2・・・の差という接戦でしたが、見事黒山選手とヤマハTY-Eは、TrialEクラス初参戦・初優勝を達成しました!
黒山健一選手談(優勝)
「このシリーズを勝利でスタートさせることができてとてもうれしく思います。高速セクションと厳しいクライミングが混在しているコース設定でしたが、この電動トライアルバイクTY-Eは全体的に高いパフォーマンスを発揮してくれとても満足です。また、今大会を通じて貴重な情報を集めることができたので、次回のベルギーGPではさらに強力なマシンで臨む自信があります。本当にTY-Eの進歩に満足しており、今週末の第2戦も待ちきれません」
なおTrialEクラスはわずか全2戦なので、7月21〜22日のベルギーGPが最終戦となります。今現在ランキングトップに立つ黒山選手と「TY-E」が、このままリードを守りきり2018年のチャンピオンになることができるのか・・・? 注目しましょう!