来期ホンダに移籍することが明らかになったホルヘ・ロレンソ(ドゥカティ)の3連勝はあるのか? それともライバルたちの反撃か? が話題となったダッチTT(オランダGP)ですが、この大会を制覇したのはあの人でした!

ポールポジションはマルク・マルケス(ホンダ)が獲得!

土曜日の予選でポールポジションを獲得したのは、ランキング首位のM.マルケスでした。以下、カル・クラッチロー(ホンダ)、バレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)、アンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ)、アレックス・リンス(スズキ)、マーベリック・ビニャーレス(ヤマハ)が続きますが、6位までが1分32秒台という僅差の争いでした!

予選3位のV.ロッシ(ヤマハ)。ダッチTTの舞台であるアッセンはロッシの得意とするコースなので、今季初優勝を期待したファンは多かったでしょう・・・。

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ランキング首位と2位の差は、41ポイントに拡大!

ドライコンディションでの日曜の決勝。ホールショットはマルケスが獲得しますが、予選10番手から好スタートを決めたロレンソが1周目から首位に浮上! ロレンソの3連勝か! と観衆はわきたちますが、2周目に再びマルケスが抜き返します。

そしてロッシはロレンソに接触! 序盤はマルケス以下、ロッシ、ドヴィツィオーゾ、リンス、クラッチロー、ビニャーレス、そしてヨハン・ザルコ(ヤマハ)の8台の集団で首位争いが競われる熱い展開になりました! 

その後マルケスとリンス、ロッシのドヴィツィオーゾの接触など、ギリギリのバトルが各所で繰り広げられましたが、終盤スパートをかけたマルケスが優勝! リンスがキャリア2度目の表彰台となる2位に滑り込み、ビニャーレスが今期2度目となる表彰台を3位で獲得しました。

シーズン4勝目を記録し、喜びを爆発させるM.マルケス(ホンダ)。

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この結果、マルケスはチャンピオンシップポイントが140となり、さらなるポイント差の拡大に成功! 2、3位のロッシ&ビニャーレスのヤマハファクトリー勢はまだ100ポイント未満。マルケス優位の状況で、7月15日決勝のドイツGPをむかえることになります。

2013年の昇格から昨年までMotoGPではドイツラウンド負けなし! のマルケスが、さらにライバルたちを突き放すのか? それともこの記録を止める者が現れるのか? 注目しましょう!

MotoGP オランダ 決勝
1 M・マルケス Repsol Honda Team Honda 41'13.863
2 A・リンス Team SUZUKI ECSTAR Suzuki +2.269
3 M・ビニャーレス Movistar Yamaha MotoGP Yamaha +2.308
4 A・ドビツィオーゾ Ducati Team Ducati +2.422
5 V・ロッシ Movistar Yamaha MotoGP Yamaha +2.963
6 C・クラッチロー LCR Honda CASTROL Honda +3.876

MotoGP ランキング ※7月1日現在
1 M・マルケス Honda 140
2 V・ロッシ Yamaha 99
3 M・ビニャーレス Yamaha 93
4 J・ザルコ Yamaha 81
5 A・ドビツィオーゾ Ducati 79
6 C・クラッチロー Honda 79