MotoGPやSBK(世界スーパーバイク選手権)などなど、ドゥカティは世界の様々なジャンルのモータースポーツで大活躍していますが、アメリカ最大のヒルクライム・イベントである「パイクスピーク」もドゥカティが活躍する舞台のひとつです。先日行われた今年度2輪部門のレースでは、ドゥカティがその強さを披露することになりました。
ドゥカティのパイクスピーク初勝利は2008年!
1916年からスタート!! している「パイクスピーク」は、コロラド州のパイクスピークの頂上まで誰が一番速く走れるか・・・を競うレースです。156のコーナーを有する12.42マイル≒20kmの峠道を駆け抜け、14,115フィート≒4.3kmの標高を上り切る・・・ひとつ間違えば崖下転落という、勇気と冷静さが試されるレースとも言えますね。
ドゥカティは2008年から、ハイパーモタード1100Sを投入してワークス参戦を開始。ダートとアスファルトの混合コースだった当時、名手グレッグ・トレーシーが初のパイクスピーク勝利をドゥカティにプレゼントしました。
2010年にはムルティストラーダ1200Sを用意してG.トレーシーが優勝。2011年はワークスチーム新加入のカーリン・ダンが優勝。そして路面が全面アスファルトになった2012年にはC.ダンがモーターサイクルでは初めて10分切りとなる9分52秒819をマークして連覇! ドゥカティとしてはムルティストラーダでのパイクスピーク3連勝を達成し、最強ヒルクライムマシンとしての地位を盤石にしました!
C.ダン、4度目のパイクスピーク制覇!
今回の2018年の大会では、C.ダンは2013年に電動バイクの「ライトニング」で得た3勝目に続く、4度目の勝利をムルティストラーダとともに達成しました! C.ダンのタイムは、並み居る4輪勢相手に堂々の総合10位となる9分59秒102! でした。
こちらのビデオは、ドゥカティが2018年のパイクスピークのために制作した、C.ダンのビデオです。4度のパイクスピーク勝利だけでなく、世界的に有名な「バハ」でも2勝をマークしている才能溢れるライダーの走りを、動画でご堪能ください!