ずーっと既定路線のように報じられながら、なかなか発表されなかったミルのスズキファクトリー入りですが、先日のアンドレア・イアンノーネと来期契約更新をしないというスズキの発表に続いて、ついにミルの来期からの加入が公表されることになりました。

いまのところMoto2で未勝利・・・MotoGPでの適性が気になりますね

2013年からレッドブル・ルーキーズカップでデビュー。CEVのMoto3を経て、2016年からMoto3にフル参戦開始したミルは、まだ20歳のヤングライダーです。

昨2017年はMoto3で10勝を記録し、キャリア初のチャンピオンを獲得。今期はMoto2にステップアップして、マルク・マルケスの弟であるアレックス・マルケスのチームメイトになっています。

Moto2で、Eg 0,0 Marc VDSのライダーとして参戦するJ.ミル(左)。後ろを走るのはチームメイトのA.マルケスです。

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ミルは今期第5戦フランスと第6戦イタリアでともに3位表彰台を獲得していますが、まだMoto2では未勝利というヤングライダーです。それでもMotoGPに引き上げられるということは、その潜在能力が玄人筋からは高く評価されているのでしょうね・・・。

来期から若手2人でチームを構成するスズキMotoGPチーム

すでに契約更新を発表している今期MotoGP2年目のアレックス・リンスが1995年生まれ。そして来期から2年加入するミルが1997年生まれと・・・スズキMotoGPチームは大胆? な若手2人体制でライバルたちに挑むことになります。

一般的にチーム構成はベテラン+若手みたいな組み合わせのほうが良いのではないか・・・と考えてしまいますけど、スズキはMotoGPクラス経験の少ない若手2人でも問題ない! と判断したようです。これが吉と出るか凶と出るか・・・は神のみぞ知る、ですが、スズキの戦力アップはMotoGPを面白くすることにプラスになりますので、良い方になることを期待しましょう!

下はこれまでのミルのキャリアをまとめたTwitter動画です。MotoGPは熱心に追いかけているけど、Moto3、Moto2は全然見ていないと・・・いう方は、こちらで「ミルのスペック」を予習してはいかがでしょうか?