レース1ではカワサキコンビが最多勝と最多PP記録をそれぞれ更新!
今回のブルノラウンドから、ホンダ、BMW、MVアグスタの回転上限数が250rpm引き上げられるハンデ調整が行われていますが、そんなことも回転数ハンデが最も重いカワサキファクトリーの2人にはカンケーない・・・ということでしょうか? 初日の練習走行ではレイ首位、2位トム・サイクスとカワサキ勢が1-2でした。
予選ではSBKの最多ポールポジション記録を持つサイクスが首位タイムを叩き出し、自身のPP記録を45に更新。そしてSBK4連覇に邁進するレイは2位につけ、カワサキ強し! を多くのファンに印象付けました。
そして6月9日(土)のレース1は序盤の事故から赤旗中断となり、その影響で16周に短縮。セカンドポジションからあっさり首位に立ったレイは、そのまま後続を引き離しゆうゆうと優勝。カール・フォガティとタイ記録だった59勝に1つ勝ち星を加え、堂々とSBK最多勝首位の60勝をマーク!
2位は序盤で2位に浮上したドゥカティファクトリーのマルコ・メランドリ。レイとメランドリに抜かれたPPスタートのサイクスは、なんとか3位に止まりました。
レース2は波乱の展開でした・・・
10日(日)、先ほど終わったばかりのレース2は波乱の展開になりました。なんと、レース1の表彰台に登壇した3人が、転倒やコースアウトを喫することに・・・。
序盤にレースをリードしたのは、マイケル・ファン・デル・マークとアレックス・ローズのヤマハ勢。リザーブグリッド制度で後方スタートのレイですが、いつもはスイスイと前に出て行くのが常でしたが、なんとチームメイトのサイクスに接触して16周を残して転倒リタイア。メランドリも序盤にコースアウトで2位から順位を大幅に落とし、サイクスも転倒で再スタートするものの下位に沈みました。
レースはチームメイトを抜いて首位に立ったローズが、嬉しいSBK初優勝を記録! 2位はファン・デル・マーク。3位はこのブルノで調子の上がらなかったドゥカティのチャズ・デイビスがゲットしました。
第8戦アメリカラウンドは6月22〜24日に開催されますが、カワサキとドゥカティの戦いが近年続いたSBKに、ヤマハがランキング争いで絡むようになると面白いですね! 次戦の戦いぶりを楽しみにしましょう!
SBK ブルノ レース1 リザルト
1 J.レイ Kawasaki GBR 1’59.535
2 M.メランドリ Ducati ITA 5.381
3 T.サイクス Kawasaki GBR 7.336
4 M.V.D.マーク Yamaha NED 11.893
5 A.ローズ Yamahai GBR 13.145
6 E.ラバティ Aprilia IRL 14.210
SBK ブルノ レース2 リザルト
1 A.ローズ Yamahai GBR 2’00.320
2 M.V.D.マーク Yamaha NED 2.167
3 C.デイビス Ducati GBR 7.649
4 E.ラバティ Aprilia IRL 9.422
5 L.サバドーリ Aprilia ITA 9.716
6 M.リナルディDucatii ITA 12.967
SBK ランキング ※第7戦終了時点
1 J.レイ Kawasaki 270
2 C.デイビス Ducati 205
3 M.V.D.マーク Yamaha 196
4 T.サイクス Kawasaki 179
5 M.メランドリ Ducati 157
6 A.ローズ Yamaha 154