ホンダ一筋で、GP活動を展開したペドロサですが・・・
1985年生まれのスペイン人ライダーであるペドロサは、2001年125ccクラス(当時)フル参戦以来、常に「ホンダライダー」としてGPで戦ってきたライダーです。
125ccクラス3年目の2003年に5勝をマークして初のGPタイトルを獲得。翌2004年はステップアップ初年で250ccクラス(当時)を7勝で王者に輝き、2005年も同クラスのタイトルを8勝で防衛しました。
2006年から、最高峰MotoGPクラスで活躍しましたが・・・ところで後任は?
2006年からペドロサはGP最高峰のMotoGPクラスで戦うことになりましたが、204戦に参戦して歴代8番手の31勝を記録するものの年間ランキング2位3回、3位3回、4位3回とタイトルを逃し続けるシーズンを長年過ごすことになります・・・。もっとも今年はまだ終わっていませんが、第6戦イタリアGPを終えた時点でランク12位と低迷していることは誰も否定できないでしょう。
幾度もタイトルを獲得したホンダのファクトリーバイクであるRC213Vの開発に対するペドロサの貢献は、多くの人が認めるところではあるでしょうが、最強チームの一角であるレプソル・ホンダに長年在籍しながらチャンピオン経験が皆無ということは、やはり彼の評価が厳しくなる部分ではないかという点は誰も否定できないことなのかもしれません・・・。
今後ペドロサがどのようなキャリアを歩むのかは現時点では不明ですが、来年空席となるレプソル・ホンダのシートに誰が座ることになるのか・・・? というハナシのほうに、多くのメディア&ファンの注目が集まっています。
早くも欧州のメディアは、来期王者マルケスのチームメイトが誰になるかについて、いろいろな憶測を報道しています。「青田買い」市場の人気ライダーである、昨年Moto3王者で現在Moto2参戦中のジョアン・ミルがその座におさまる・・・とか、SBK(世界スーパーバイク選手権)3連覇中で4連覇にむけて邁進中のカワサキライダー、ジョナサン・レイが起用される・・・とか、はたまた、ヤマハサテライトチームで来期YZR-M1で戦うのではないかと言われている、ドゥカティファクトリーのホルヘ・ロレンソが、レプソル・ホンダの時期ライダー候補にあがっている・・・とか・・・。
J.ミルのスズキファクトリー入りが予想されている今、ライダーとしてもキャリア晩年にさしかかっているJ.レイをあえて起用するか・・・という声ももっともなので、J.ロレンソのレプソル・ホンダ入りもあながちないことではないのかも・・・と思わされてしまいます。
来期マルケスのチームメイトが誰になるのか・・・そしてレプソル・ホンダ離脱が決まったペドロサが今後どのような道を歩むのか・・・続報を待ちましょう!