SBK(世界スーパーバイク選手権)は現地時間5月26・27日に決勝2レースが行われましたが、オランダのマイケル・ファン・デル・マークが自身初のSBK勝利を記録しました。この勝利は、ヤマハにとって2011年以来の久々のSBKでの勝ち星でもあります!

予選まではカワサキファクトリー絶好調!! でしたが・・・

土曜日のスーパーポール(予選)では、カワサキファクトリーチームのトム・サイクスとジョナサン・レイが1-2を決め、その好調ぶりをライバル勢に見せつけました。そしてサイクスはトロイ・コーサーが持っていたSBK最多ポールポジション記録を更新しております! 

スーパーポール男の異名を持つT.サイクス(カワサキ)。見事SBKレジェンドであるT.コーサーのポールポジション獲得回数記録を塗り替えました。現時点で44回という記録はどこまで更新されていくことになるのか・・・注目ですね!

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しかし2つの決勝は、オランダの英雄が主役に躍り出ることに!

しかしこの週末のドニントン・パークの主役となったのは、ヤマハファクトリーのマイケル・ファン・デル・マークでした! 6番グリッドからスタートしたファン・デル・マークは、徐々にポジションをあげて15周目に首位浮上! そのままゴールを駆け抜け、自身初のSBK勝利をマークしました!

ファン・デル・マークの勝利は、2011年ポルティマオの第2レース以来のヤマハの勝利であり、オランダ人初のSBK優勝でもありました。なおヤマハは2012年からファクトリー活動を休止し、2016年から再び活動を再開したわけですが、この勝利は待ち望まれた活動再開後の初勝利となりました。

練習走行と予選はカワサキファクトリーの独擅場でしたが、決勝レースではマイケル・ファン・デル・マーク(60番)がその活躍でドニントン・パークの話題を独占することになりました。

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日曜日のレース2は、ファン・デル・マークのチームメイトのアレックス・ローズがレバースグリッド制のポールポジションからスタート。9番手スタートのファン・デル・マークと序盤に1-2体制を築き、ヤマハファクトリーがレースをリードすることになりました。

3年連続SBK王者のジョナサン・レイはヤマハの2人に追いすがり、ファン・デル・マーク、ローズの順に抜き去って17周目に首位に立ちます。このままレイが勝利か・・・と思ったファンも多かったでしょうが・・・そうはならず、ファン・デル・マークがすぐにレイを抜き返し、そのまま首位をキープして連勝を記録しました!

レース2の表彰台。中央が優勝のマイケル・ファン・デル・マーク(ヤマハ)。3位のJ.レイ(カワサキ)は終盤にトルコのトプラック・ラズガトリオグル(カワサキ)に抜かれ、2位を譲ってしまいました。ラズガトリオグルにとっては、これが嬉しいSBK初表彰台となりました。

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この2つの勝利でポイントを稼いだファン・デル・マークは、ランキング3位に浮上しました。次戦のチェコラウンドは6月9、10日に決勝が行われますが、ヤマハの好調ぶりはここでも発揮されることになるのでしょうか? 楽しみに待ちましょう!

SBK 第6戦 イギリス レース1
1 M・ファン・デル・マーク Yamaha NED 33'56.530
2 J・レイ Kawasaki GBR 00'01.136
3 T・サイクス Kawasaki GBR 00'02.193
4 A・ローズ Yamaha GBR 00'06.642
5 L・サバドリ Aprili ITA 00'07.331
6 E・ラバティ Aprilia GBR 00’13.374

SBK 第6戦 イギリス レース2
1 M・ファン・デル・マーク Yamaha NED 34'02.406
2 T・ラズガトリオグル Kawasaki TUR 00’02.328
3 J・レイ Kawasaki GBR 00'02.614
4 A・ローズ Yamaha GBR 00'02.894
5 C・デイビス Ducati GBR 00’04.797
6 T・サイクス Kawasaki GBR 00'08.224

SBK 2018 ランキング ※5月27日現在
1 J・レイ Kawasaki 245
2 C・デイビス Ducati 181
3 M・ファン・デル・マーク Yamaha 163
4 T・サイクス Kawasaki 163
5 M・メランドリ Ducati 136
6 X・フォーレス Ducati 124