1990年代後半から2000年代に入り、トップブランドとして長くホンダを、ひいてはニッポンのオートバイ業界をけん引して来たCBは、実際に走らせてみると絶対にライダーを裏切ることはない「間違いのない選択」となっていく。
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脈々と続く安心のスーパーブランド『CB』
中型バイクの雄・CB400SUPERFOURも、1992年のデビュー以来熟成に熟成を重ねながら26年のロングセラーを継続中。ビギナーにやさしく、ベテランに楽しい懐の深い走りは、エンジンと車体のマッチング、足まわりのセッティングの大切さに改めて気付かされるモデルだ。
かつてはバージョンSやバージョンRといったハイパフォーマンス仕様もラインアップされていたが、現在はスタンダードモデルとタイトルバックのハーフカウル付きのスーパーボルドールの2タイプとなっている。
大型二輪免許が教習所で取得できるようになったとき、多くの教習所で教習車として使われたCB750。大型免許取得者にはなじみ深いモデルと言っていいだろう。
その他にも、CBR900RRベースのエンジンを搭載した異色のスポーツネイキッド・CB900ホーネット。CB400SFをベースにCB750FOURのイメージで仕上げたCB400FOUR。エンデューロレーサーXR400Rのエンジンを搭載したシングルスポーツのCB400SS。FTRをベースにしたベーシックロードスポーツCB223Sなどなど。すでに排気ガス規制の強化に合わせてラインアップを外れてしまったモデルもあるが、いずれも1990年代から2000年代前半にかけてCBブランドを受け継いだモデルだ。