水中写真家・戸村裕行 氏が、 2018年5月9日より太平洋戦争(大東亜戦争)終戦後にアメリカ軍により接収され、 マーシャル諸島・ビキニ環礁において核実験の標的となり沈没した戦艦・長門の現在(いま)を撮影し、 展示するプロジェクトの支援者を国内最大のクラウドファンディングサービス「Readyfor」を通じて募集をします。

水中写真家・戸村裕行 氏とは?

水中写真家・戸村裕行 氏は2011年頃より、世界各地の海底に眠る太平洋戦争(大東亜戦争)に起因する日本の沈船、航空機、潜水艦などを自ら潜り撮影し、ミリタリー総合誌などで連載を続けています。

瀬戸内海に眠る戦艦『陸奥』で見つけた防毒面ー柱島沖(日本)

左:『平安丸』客室付近から出てきた紙の切れ端は当日の新聞か。 ーチューク(トラック諸島) 右:『神國丸』甲板に持ち出された当時の食器や靴底ーチューク(トラック諸島)

既に撮影をしている代表的な当時の艦船は、航空機や潜水艦を含め、その数は約100にものぼります。

過去にはトラック諸島で現地民により発見された正体不明機を取材した際「二式水上戦闘機」と特定し、現存する機体がないものとして、多くのメディアで取り上げられた事も。

その他、戦艦「陸奥」の現在の姿を掲載したものを「陸奥記念館」(山口県周防大島町)に寄贈したり、先日まで横浜の日本郵船歴史博物館で行われた展覧会「グランブルーの静寂」にも多くの写真を提供しています。

今回はビキニ環礁に眠る戦艦「長門」の 現在(いま)を撮影

今回戸村氏が撮影するのは当時の世界大型戦艦7隻(ビッグ7)の一隻として「日本の誇り」と親しまれた「長門」。終戦を横須賀で迎えた長門は、すぐにアメリカ軍に接収され、その翌年、ビキニ環礁(マーシャル諸島)での核実験の標的となり沈没、今なお海底に眠っているのです。

その長門に出会う為には、ダイビングなどの設備を備えた専用の船をチャーターする必要があります。更に撮影したものを展示するため、莫大な資金が必要となり、その為の資金の支援を、広くお願いする為にクラウドファンディングサービス「Readyfor」というプロジェクトが行われるのです。

撮影は2018年6月末より約2週間の日程で、今回のプロジェクトに既に協力しているメンバーさんたちでビキニ環礁を訪れ、長門を軸に日本の艦船の撮影を敢行します。この地には他にも多くの艦船が眠っており、撮影の進捗次第では、それらの撮影も可能な限りトライすることとなっています。

帰国後の展示については2018年6月15日より、平和について考える機会を作れたらという思いで、東京都内にて約3ヶ月、既に撮影をした艦船、航空機などの写真展を開催します。

その会期中にビキニ環礁での撮影を敢行し、帰国後できるだけ速やかに、展示替えを行い、多くの方に日本人の誇りであった「長門」はいまどの状態となっているのか見ていただきたいと思っているそうです。

全国いくつかの都市を巡回し、さらに多くの方にご覧いただく機会も作れたらと考えている戸村氏。
ぜひ暖かい支援を送ってあげてください。

クラウドファンディングの詳細

・プロジェクトタイトル︰
「戦艦・長門。 70余年、 ビキニ環礁に眠る艦船たちの"現在"を写真に。 」

・URL︰


・目標金額︰150万円
・募集締め切り︰2018年6月22日(金)23時まで
※ALL or Nothing形式のため期間内に目標金額に達成しなかった場合は支援者に全額返金となります。