「スーパーカブC100」時代の歴史はこちら
アメリカ進出をとげた「ホンダ CA100」
前回ご紹介したスーパーカブC100が発表された1958年から4年後の1962年に登場した「ホンダ CA100」。
1962年はビジネスで様々な業種が再建を果たして行く中、ホンダもアメリカ支社を設立し本格的に全米に進出を目指していた時代でした。
最初モーターバイクの本場、アメリカで見向きもされず苦戦を強いられたのですが、従来の二輪販売店だけでなく、釣具店やスポーツショップへと販路を広げ雑誌や新聞に積極的に広告を打ち果敢にチャレンジを続けました。
そこで決定的になったのが1962年2人乗りダブルシート仕様の輸出専用車「CA100」だったのです!いまではダブルシートって当たり前ですが、この時代ではちょっとめずらしい。国内使用とは異なったデザインだったようですよ。
「ナイセスト・ピープル・キャンペーン」により、アメリカで大成功!
そして1963年、「ホンダ CA100」ハッピーに「ホンダ CA100」にまたがる男女の広告で「ナイセスト・ピープル・キャンペーン」の宣伝広告が大々的に展開されることにより、親近感を得て日本のモーターメーカーにとって特別な「立ち位置」をアメリカで確立させたのです。
なんだかこの広告だけみると日本車ということをうっかり忘れてしまくらいアメリカに馴染んでいますよね。みているだけでこっちもハッピーになる♡これはアメリカ人の目を釘付けにするのも納得だぁ!
1962年は「バービー人形」ブーム到来!
ちなみに1962年世間でなにが起きていたかというと、永遠のファッションアイコンとも言われる、あのアメリカで生まれた「バービー人形」が日本で発売された年でもありました。
この頃より日本人の女性も世界を意識し始めた時代で、さきほどのホンダのアメリカでの広告にあるような、健康的で爽やかな女性に注目が集まりました。
とくにアイメイクに影響された日本の女性たちは皆、目元がくっきりと西洋風になってきたのもこの頃です。そう、きっとこの時代の女性たちはバービー人形に影響されたのでしょう。いまでは淡いピンク色の口紅に大きく立体的な目元を演出するためのつけまつげのメイクは当たり前ですが、この風潮はこの頃からすでに始まっていたのかもしれませんね。
今の時代もカブのように、そしてバービー人形のようにメイクもカラフルに変化
当時の皆が目にしたバービーの目元は、今より切れ長ですっとしたクールな眼差しが印象的です。時代とともにメイクのトレンドも進化していますよね。
ところが最近はばっちり濃いギャルメイクなどはもはや時代遅れ?ナチュラルメイクが随分主流になってきました。2018年に流行しているのは、こんな感じのふんわりやわらかいピンクが主役のメイク。
淡いピンクのチークは男女問わず愛されるメイクの鉄板なのです。ちなみにJILL STUART Beauty(上記画像)は優しい色使いのコスメが揃った20代の女の子から絶大な人気を誇るコスメブランドなので、男性はぜひ覚えておいてくださいね。
女の子らしいピンクのメイク、カブのようにカラフルに変化を遂げている彼女のメイクの変化にも気付けるあなたはポイントがぐっとあがりますよ!(笑)
とはいえ流行はつねに回っているので、またバービー人形のようなメイクでカブにまたがる時代が再びやってくるときもそう遠くないかもしれませんね。