ここしばらくウワサされてきたヨハン・ザルコ(ヤマハ)の移籍話ですが、ついに来年から2年間KTMと契約したことが発表されました。現在所属するヤマハ・サテライトのテック3が、来期からKTMのファクトリーマシンを使うことが先に発表されていましたけど・・・この判断は吉と出るか・・・ですね。

KTMでスタートしたキャリア・・・その縁が良縁となるといいですね

3月にお知らせしたとおりザルコが所属するテック3は、今年限りヤマハとの長年の関係を解消し、KTMのジュニアチーム的な位置付けで活動することになります。

そして、注目されることになったのは、しばしば型落ちのYZR-M1でファクトリーのバレンティーノ・ロッシやマーベリック・ビニャーレスを上回る走りを披露してきたザルコが、来期以降ドコへ行くのか・・・ということでした。

ウワサではスズキファクトリー、はたまたレプソル・ホンダ加入か・・・? なんていう話もささやかれましたが、結局は発展途上にあるKTMに加入するという話になったワケです。

フランス・カンヌ生まれのザルコは、2007年から始まったレッドブル・ルーキーズカップで4勝し、初代チャンピオンになりました。ザルコはKTMでスターダムの階段を上りはじめ、2015、2016年はMoto2クラス王者に輝き、2017年からはMotoGPに参戦。そして再びKTMライダーとして、2019年のMotoGPを走ることになったワケです。

先月のアメリカズGPで、ヤマハYZR-M1に乗りサテライト最上位の6位につけたJ.ザルコ。

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これからKTMがRC16の戦闘力をどれだけアップできるか・・・が、ザルコの選択がいい判断だったか、悪い判断だったかを決めることになるでしょう。ともあれ、テック3のYZR-M1で今年の残りのレース、どのような戦いをザルコが見せてくれるのか・・・注目しましょう!