普段なら仕事をしているはずの平日の午後にレブル500で脱走です! そして目的地の湘南はレブルで走るには、どこを走っても、何をしてもパラダイスなのでした。

脱走してみたら天国でした!

首都高を抜け、東名高速から圏央道をつないで一気に平塚へ到着です。いや、あっという間。ホント圏央道のおかげで便利になったナァ!

【前編から続いてます】

ところで、レブル500にまたひとつ楽しさ発見。

前編で言ったように減速も楽しいけど、高速道路をスロットル一定で走るのがこれまたイイんですよ。スピードは95km/hがいい感じ。

このあたり、何だか四輪のV8エンジンのアメ車みたいな豊かさがあるんです。とにかく飽きない。素晴らしい!

まずは、手始めに平塚の海へ。

ちなみにこの日、午前中はがっつり雨だったおかげで海が男らしく荒れまくりでした(笑)

でも晴れ間が覗いてきてキラッキラに輝いてます。

今日ここに連れて来てくれて、ありがとうレブル!

でも海だけで満足してちゃもったいないですからね。ひと休みしたら江ノ島方面へ向かいます。

ここまでざっくり1時間くらい。レブル500はマイペースで走るのが得意分野なので、この程度の距離は散歩レベル。

ひたすらマイペースで、遠くまで走るのも楽しいバイクだろうとお見受けいたしました。

レブルと湘南が似合いすぎて困る

いやいやいや……ヤバいっすわ湘南。本当に日本か? レブル似合いすぎ。

そして、乗っている自分にかなり酔える。ここ大事ね!

これが自分の愛車だったら、いたるところで写真を撮りたくなるはず。

おいおいサーフショップとか完璧すぎるよ。ベニスビーチかよ……マジで惚れちゃうよレブルに!

5~10分くらい走っては『お、ここカッコいい。停まろう』が連続。全然、先に進めません。

平塚から江ノ島まで15kmくらい。道路ガラガラなのに1時間くらいかかりました。レブルと湘南のコラボのせいです(笑)

でもこうやって愛車の写真を撮りたくなるのって、すごく大事なことだと思う。

それだけ自分のバイクを愛せているってことだもんね。長く付き合うには重要です。

そしてボクは実体験として、レブルは“とことん愛せるバイク”だろうと湘南の海で感じております!

ようやく江ノ島へ。湘南に来ると江ノ島に寄らなければいけない気持ちになるのは何故でしょう?

風情ありますからね。江ノ島方面から逆を向けば……

本当にちょっとアメリカっぽい雰囲気あるんですよね。いいところだなぁ、湘南って。みなさんも行ってみてくださいね。ココロが潤いますよ?

うーん……きっとレブルって、メインストリームっていうか人気なのは250だと思います。

でも500は、本当に良いバイクなんですよ。味わいが果てしない。

ボクはもともとアメリカン・クルーザーが好きでバイクに乗り始めましたけど、このフィーリングは本当に秀逸だと思っています。

大きく主張するようなエンジンの振動はありません。排気音も低音だけどマイルド。

でもゆったり流す時に、なんだかホッとします。気持ちが穏やかになるんです。

それでいて、やっぱり500ccですからね!

撮影/森浩輔

ビシッとスロットルオンで、信号待ちから後続のクルマをいっきに引き離すパワーや運動性能も秘めています。

のんびりだけじゃなく、軽快でスポーティな走りも楽しめるっていうのがホンダ車らしいよなぁ……。

そして日も暮れかけてきたころ、一応の目的地に定めていた七里ガ浜の「パシフィック・ドライブイン」へ辿り着きます。

高速を降りてから距離はぜんぜん走ってないけど、不思議と満足感がハンパないのです。

都心から脱走して、ほんの数時間。そういや今日は午前中、仕事してたんだよなぁ……もはや記憶の彼方にぶっ飛んでました(笑)

ちなみにお昼は素早く会社から脱走するのに全力を注いでいて食べ忘れたので、ここで遅すぎるランチを。

空腹だったので、ポテトもセットに。これが迂闊でした……ボリュームがスゴすぎて大苦戦。もう絶対に夕飯は無理です(笑)

充実なんて簡単だ!

それにしてもプチ反逆して午後から軽く脱走しただけで、この非日常感ですよ。バイクだったら、レブル500じゃなくても同じように充実感はあると思うけど、それでも今日はレブル500で良かったと思います。

なんだかね、満足感が120%くらいになってる気がするんです。ここが湘南だからかな?

だって、レブル500は気持ちが穏やかになるんです。走ることばっかりに集中しない。

その場所の空気感とか風情を楽しめる余裕をくれる。

それに、軽いから疲れない。週末を楽しむなら最高のバイクですね。でもきっとロングツーリングも楽しいんだろうなぁ……

アメリカン・クルーザーは今や1500ccを軽く超えるような超大排気量が主流です。

でも、レブルだけは違う。だからレブルでしか味わえない世界っていうのがあると思う。

さらに500には、他にはない独特のテイストもあります。

冷静に考えると、こいつはけっこう不思議なバイクなのかもしれません。

だから排気量で判断せずに、自分の価値観でレブル500を感じてみてほしいナァって思いました。

ちなみに、帰り道は高速道路じゃなくて一般道で。

言い忘れてたけどね、レブル500って走ってると時間を忘れさせてくれるんです。長く乗っていたい気持ちになる。

そしてそのまま、どこまでも走れるような気がしちゃうんですよ!

もっと知りたい? レブル500の深い世界