近年のお台場と言えば毎年恒例の"お台場冒険王"を始め大人気のフェス"ウルトラ"や"お台場ウォーターパーク"等が開催されているだけに期待が高まる。森ビル株式会社とチームラボが共同で1万平米にも及ぶ「MORI Building DIGITAL ART MUSEUM: teamLab Borderless(以下、チームラボボーダレス)」の一部に作られる。
チームラボアスレチックス運動の森とは??
「運動の森」なんて言うとなんとも健康的で、自然の恵みを想像させる。
お台場と言えば海と夜景が見えるデートスポットとしても人気である。果してこの森とは無関係そうなお台場の地に「運動の森」はどう存在するのだろうか。
これがお台場の運動の森だ!!
これは!!一体なんだ!まるで宇宙なのか夢の世界なのか。。。
見た事も体感した事もない世界。私には非現実的な空間に見えたと同時にこんな場所があるならとにかく行って見たいそう思った。ここは「身体で世界を捉え、世界を立体的に考える」をコンセプトに、脳の海馬を成長させ、空間認識能力を鍛える新しい「創造的運動空間」だと言う。
立体を身体と頭で体感する。
近年では都市は平面に囲まれ、紙や本、テレビやスマートフォンも平面。しかし森や山など自然界には平面はなく、複雑で立体的。元々人間は身体によって立体的な空間を認識していたのだが、現在の都市には平面しかない為、知らず知らずに身体を捨て、頭だけで世界を平面的に認識しているのだと言う。世界を平面で認識していると、思考は平面的になるらしい。
例えば、あなたが働いている会社に組織図という「図」があるならば、あなたの組織は平面的であり、組織には、当たり前のように、平面的な思考が蔓延していると言う事。良く分からない、ピンと来ない人ほど体感して頂きたいのがこのチームラボアスレチック:運動の森である。ここでは見えていなかった身近にある新しい世界を見られるかもしれない。
「光の立体ボルダリング」 や「高く飛び跳ねられたり沈んだりする空間」、「空中の揺れる吊り棒渡り」や、「重力に逆らったような動きをする光の立体物に埋め尽くされた空間」、「地球が裏返ったような世界」、そして「高低差のある斜面で創られた立体的な大空間」などがある。複雑で立体的な空間で、身体ごとインタラクティブなデジタルアート空間に没入でき、それによって強い身体性を伴った創造的体験を生み出せるのだ。難しい話しはこの辺にするとして、いくつか動画を見て欲しい。
ポヨンポヨン宇宙 / Boing Boing Universe
teamLab, 2018-, Interactive Digital Installation, Sound: DAISHI DANCE
色取る鳥の群れの空中吊り棒渡り / Aerial Climbing through a Flock of Colored Birds
裏返った世界の、つながる!巨大ブロックのまち / Inverted Globe, Giant Connecting Block Town
teamLab, 2018-, Interactive Digital Installation, Sound: Hideaki Takahashi
正に子供の頃夢に見たような空間である。遊ぶだけでも楽しいが、「人間は身体で世界を捉え、身体で考えていること」「身体は巨大な情報ネットワークであること」等、様々なコンセプトを元に作られた作品だけに、大人はしっかりコンセプトを理解して遊ぶことをお勧めする。開業日程、料金はまだ決まっていないので、ホームページをチェックして欲しい。
お台場に現れる運動の森とは現代の地球、宇宙、自然、人を感じ、考え直す空間だった。
施設概要
所在地: 東京都江東区青海1-3-8 お台場パレットタウン
延床面積: 約10,000平方メートル
開業時期: 2018年初夏(予定)