“ホンダのこともっと知りたい”みなさまこんにちは!
今回もバイク・クルマ知識にド素人のわたくし(Akiko)が、ホンダに関する知りたいと思った些細な情報を二輪業界、四輪業界のスペシャリストをお迎えし、ホンダの歴史やカルチャー、テクノロジーのことなどを教えていただきます。

この連載は、ホンダという会社や製品等の色々な一面を発見して、少しずつ(A Little♡)ホンダ(Honda)のことを知ってもらうコーナーです。

第1回のコーナーでは、「本田技研工業株式会社」が何を作っているのかを知ることができました!

「本田技研工業株式会社」って何を作っているの?第1回:【教えて?ホンダ】の記事はこちら。

それではさっそく第2回目に参りましょう。

スーパーカブの“カブ”の由来は?

ホンダのバイクといえば街中で必ず見かける「スーパーカブ」がまず最初に思い浮かぶのですが、スーパーカブって今年で生誕60周年なんですよね。いまでは日本に止まらず、世界中で愛されていますもんね。カブの歴史ってすごいっ。

可愛いしバイクに乗らない人からしても親近感あるし、あまりにも身近で聞き慣れすぎて考えたことがなかったのですが、ふと思ったのです。

カブってなんだ・・?」

カブ?Cub?蕪??株・・???由来が気になる。すみません・・ちょっと考えてみたのですが全然思い浮かびません(笑)。

そうだ、バイクのことでわからなくなったらあの方に聞いてみればいいんだった!

前回に引き続き、今回もあのお呼びしてスーパーカブの由来について聞いてましょう。教えて?宮崎さーん!

スーパーが付く前から、カブは存在しておりました・・・

1952年3月に試作が完成し、6月に発売されたカブF型。本田宗一郎さんの右腕だった藤澤武夫さんが考案した「ダイレクトメール戦略」により、およそ15,000軒の自転車店で販売。見事日本中に普及したヒット作でした。

www.honda.co.jp

Akiko記者はスーパーカブ(1958年〜)のネーミング・・・ということで質問しているワケですけど、そもそもスーパーカブというモデルの前に、ホンダには「カブ」という愛称が与えられたモデルが存在しております。それは1952年から販売された自転車用2ストローク原付エンジンの「F型」であり、当時大ヒットしたモデルでした。

Q カブの名前の由来を教えて。
A 英語で「猛獣(熊など)の子供」という意味。小さいエンジンでもパワーがあることをアピールするため命名されました。

このF型カブのヒットにより、ホンダは全国的な販売網を築くことに成功。今日の礎を築いたわけなんですよね。1958年のC100から始まった4ストローク単気筒50ccのスーパーカブは、このF型カブよりもすごいモデル・・・ということで、割と簡単に「スーパーカブ」という愛称が決まったと当時の関係者の証言から明らかになっております。

ネーミングは、簡単に決まった。提案者は、木村だった。
「名前だけがまだ決まっていなかった。当時、スーパーという言葉が流行ってたから、それをあのFカブの指定書体の前に付けてロゴをつくって、おやじさんに見せたら、『うん、それでいいや』って、スーパーカブ。特別なエピソードなし。1発で決まったのはネーミングだけだったな」(木村)。

1958年登場のスーパーカブC100発売当初のパンフレットがこちら。Superの文字もかつてのカブF型のロゴに合わせてつくられたのがよく分かります。最初のC100は、手づくりに近いものだったと当時の関係者は証言しています。

www.honda.co.jp

今も引き継がれるスーパーカブの名前ですが、まさか60年もこの名前が使われることになるとは、当時ホンダ関係者の誰もが思わなかったのではないでしょうか・・・? ということで、以上が回答になります。よろしくお願いいたします!