先日、イタリアのローマにて「FIM エネル MotoE™ワールドカップ」のプレゼンテーションが行われました。MotoGPのシリーズに組み込まれる電動バイクによるロードレース・・・どんな戦いが繰り広げられるのか、楽しみです!

イタリアの大手電力・エネルギー会社がタイトルスポンサーに!

2019年からスタートが予定されているMotoE™ですが、使用されるマシンはイタリアの電動バイク、エネルジカ・エゴをベースとしたレーシングモデルのワンメイクとなります。

ローマでのプレゼンテーションでは、FIMやドルナのお偉いさんたちが登壇。イタリアの大手電力・エネルギー会社であるエネルとの間に、MotoE™ のタイトルスポンサーとして契約したことを公表し、いかにドルナがこの新しいロードレースシリーズに期待をかけているか、をアピールしました。

またプレゼンテーションのなかでは、MotoE™ に使用されるレーシングマシンを紹介するビデオが流されました。そのビデオのなかでMotoE™ マシンに乗るのは、元世界ロードレースGP王者でMotoGPのダイレクターを務めるロリス・カピロッシでした!

ビデオのなかで公表されるスペックは、なかなかのモノです・・・

エネル本社の前から、公道仕様のエネルジカ・エゴを発信させるひとりの男・・・。

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目指した行き先はサーキットでした・・・。MotoE™ 用マシンの充電に必要な時間は30分。タイトルスポンサーのエネルは、テクニカルパートナーとしてもドルナに協力しており、高速充電サービスを参戦チームに提供することを発表しました。

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街乗り用の服装から、レーシングスーツに着替えたロリス・カピロッシ。1990、1991年の世界ロードレース125ccクラス、そして1998年の250ccクラスのタイトルを獲得。MotoGPクラスでもドゥカティやスズキで活躍したイタリアンライダーです。

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内燃機関特有の排気音がない電動バイクは、やはりとても静かな走行音です。それでいて、かなりのスピードが出せるのが見る者を何とも不思議な気分にさせます。

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ビデオの中では、MotoE™ 用マシンの各種スペックも紹介されています。最高出力は110kW(147hp)、最高速度は250km/h、最大トルクは200Nm(20.39kg-m)/0〜5,000rpm、そして0-100km/h加速は3秒と、これらの公表値からもMotoE™ 用マシンはかなりの高性能電動バイクであることがわかります。

そしてビデオの最後に、カピロッシは私たちに語りかけます。「The future is closer than you expect.」=未来は貴方が思うより近くにある・・・と。

果たしてMotoGP開催サーキットで、MotoE™ 用マシンがどれくらいのラップタイムを刻むのか・・・などなど、興味は尽きないですね! 鬼が笑うかもしれませんが、2019年を楽しみにしましょう。

Presentazione FIM Enel MotoE World Cup

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