実はすでに、試みられたケースは多々あったりします・・・
こちら、2015年のF1モナコGPに登場したグリッドボーイです。イケメンですけど、彼が待つグリッドについたフェラーリのセバスチャン・ベッテルはお気に召さなかった? ようでした。「なんだいこりゃ! ジョージだかデイブだか知らんけど、彼の後ろにつくことってなんの意味があるの?」と、同レースのプロモーターのグリッドボーイのアイデアに疑問を投げかけました。
www.grandprix247.comこちらも2015年F1モナコGPのグリッドボーイです。この方も確かにイケメンですけど・・・慣れると、違和感覚えなくなるのですかね?
derapate.allaguida.itこちらは2013年MotoGPのカタルーニャGPでの1シーン。グリッドボーイ&ガール・・・これが真の男女同権ってコトですかね?
www.zimbio.comこちらは2014年のMotoGPのMoto3クラス、アッセンのダッチTTです。女性ライダーのアナ・カラスコをアンブレラで日差しから守る上半身裸のグリッドボーイです。ちなみにこの日の彼女の順位は、24位でした・・・。
www.vroom-magazine.comこちらは2005〜2007年に英国ツーリングカー選手権を走った女性ドライバー、フィオナ・レゲートのグリッドボーイです。ちょっと腹筋が油断しすぎでしょ!!(笑)。
www.trackhq.comF1からグリッドガールを追放! というニュースの概要は、下記引用文のとおりです。
国際自動車連盟が主催する自動車レース「F1」(フォーミュラ1)からレースクイーンの姿が消える。今年3月にオーストラリアで始まる大会から、日本語のレースクイーンに当たる「グリッドガール」の起用を中止すると、公式サイトで明らかにした。理由は「現代の社会規範に共鳴しないため」。米ハリウッドでもセクハラ問題が相次ぎ告発されるなか、今後は「男女の在り方」を巡るスポーツ大会の姿勢も問われそうだ。
レースクイーンは露出度の高い衣装で登場してレースでのプロモーション活動に華を添える一方で、「女性蔑視を助長する」との批判にもさらされてきた。
F1は長年にわたってレースクイーンの起用を続けてきたが、「大会のブランド価値や現代の社会規範にそぐわない」ことから中止を決めた。「世界中の新旧のファン、そしてF1に対してふさわしい慣習ではない」と自省した。
まぁ、グリッドガールと、レースクイーンはちょっとコンセプト違うので、混同するのはオカシイと思いますけど…。
確かに、グリッドガール(レースクイーン)を性的な目で見る人はいらっしゃると思いますが、それは一般人男性が暮らしの中で、異性に性的魅力を感じることと何が違うのでしょうね? その背景にある思想を拡大解釈すると、女性 and 男性が性的魅力をアピールするすべての芸能および文化が、女性 or 男性蔑視を助長するみたいな話になっちゃう気もするのですが・・・。
もちろん、女性蔑視という社会的テーマは無視することはできないですけど、目立つところを叩いてかえって問題が矮小化・隠蔽化・・・要するに臭い物に蓋をする・・・みたいになることを、ちょっと心配しちゃうニュースではあります。
一度冷静になって、問題の核心がどこにあるかを考えたいですね・・・。オトコとオンナの、良き未来のために・・・。