単なる試乗のつもりだった。互いに交わるはずもない人生のはずだった。
そいつがZ900RSじゃなかったら・・・・。
カワサキのショールームで出会った3人の男女が、同じバイクに魅せられて。
オートバイ2018年3月号別冊付録(第84巻第3号)「ROADSTER IS SUPERSTAR」(東本昌平先生作)より
©東本昌平先生・モーターマガジン社 / デジタル編集:楠雅彦@ロレンス編集部

流されたわけでもないけれどいつのまにかZ900RSを購入していた僕

僕は豊川慎一郎。
数ヶ月前に知り合ったばかりの新しい友達と走りに来てる。バイクはみな同じ、Kawasaki Z900RS
だ。

最年長の秋山さんはスキンヘッドの強面だけど気のいいオジサン。Z900RSの前は結構いじり倒したZ1に乗っていた。
紅一点のマリちゃんは見た目と裏腹にめっちゃ飛ばす。彼女はドゥカ乗りだった。

僕たちは数ヶ月前、偶然カワサキのショールームで出会った。買い換えよう、とまで考えていたわけではなかったけれど、たまたまZ900RSの試乗会があるというのでショールームを訪れただけだったのだが、まずマリちゃんが購入を決めたことで、僕も秋山さんも先を争うようにして、この新しいZを注文してしまったのだ。

見た目こそレトロながら、中身は最新テクノロジーが詰まった新車。さすがによく走る

これが僕。

いかついおじさんが秋山さん。ロングヘアの美女はマリちゃん

3人、同じ日に同じバイクを買ったことが縁で、こうして走りに来ている。

数ヶ月前、@カワサキショールーム

最新バイクの進化に興奮気味の秋山さん

ショールームで秋山さんは、しきりに「速ェな!」と連発していた。「ぜーぜん別モノっていうかさあ!」
そりゃ旧車のZ1と比べたらそうでしょうよと思わなくはなかったが、そもそも速さは最初からあまり気にしてなくて、ただカッコイイバイクだと思っていただけの僕にとっては、試乗したZ900RSがよくできているということについては、なんの異存もないのだった。

そして僕たちはZ900RSの購入を決めた。数ヶ月の狂おしい待ち時間を経て、こうして3人で走り来ているわけだ。年齢も性別も関係なく、思い思いのスタイルで。共通するのはただZ900RS、こいついにまたがっている、それだけ。

これからも駆け抜けていこう、新しい相棒と共に

Kawasaki Z900RS、もう実車に触れた?

乗りました??