2020年までは、大丈夫みたいですよ
一般にファイナルエディション、と名打ったモデルは、1年間以内の限定生産品みたいなイメージがありますが、英国の超一流メディアのMCNの報道によると、V2の1299パニガーレRのファイナルエディションは、数年間はドゥカティのラインナップを飾ることになりそうです。
ちなみに旧型はユーロ3でしたが、1299パニガーレRのファイナルエディションはユーロ4の認可を受けているので、欧州では2020年まで無制限で販売することが可能です。そしてドゥカティは需要がある限りは、そのギリギリまでファイナルエディションを生産し続けるとコメントしています。
下のクラスでのV4展開は・・・なさそうです
フラッグシップスポーツとしてのドゥカティV2が廃盤になった後も、ドゥカティはV2のスーパースポーツを作り続けることを名言してます。パニガーレV4はエンジンの製造コストがV2よりはるかにかかるので、ドゥカティCEOのクラウディオ・ドメニカリは「ミドルウェイト級のV4は作るつもりはない。959のパニガーレを作り続けることになる」とコメントしています。
600ccスーパースポーツというジャンルの崩壊など、高性能化により各クラスのスーパースポーツの高価格化・高コスト化が取りざたされる昨今ですが、そのあたりを考慮するとV4を新たに作るより959のパニガーレを売り続けるという選択は非常に合理的に思えます。
V2スーパースポーツファンの方は、とりあえずしばらくはドゥカティ製V2スーパースポーツを新車で購入できるみたいなので安心してよろしいかと思います。
なお多くの人が勘違いしているみたいですが、2018年シーズンのSBK(世界スーパーバイク選手権)をドゥカティは従来どおりV2の1299パニガーレRで戦うことになり、V4のホモロゲーション仕様の投入は2019年度からになります。
2011年デビューのパニガーレ(1199)ですが、来年もタイトルを逃した場合は一度もSBKタイトルに届くことなく退役した不名誉な機種・・・呼ばわりされてしまいますね。ラストチャンスで一矢を報いることができるか・・・その辺も注目したいところです。