2017年11月6日、数多くのスーパーカーを生み出してきたランボルギーニ社から、未来のエレクトリック・スーパー・スポーツカーのビジョンを示すクルマが公開されました。
未来のクルマ、ランボルギーニ・テルツォ・ミッレニオ
「テルツォ・ミッレニオ」は、ランボルギーニ社とマサチューセッツ工科大学がパートナーシップを結び、共同研究に取り組むことで誕生しました。ランボルギーニ社による未来のエレクトリック・スーパー・スポーツカーへのアプローチを示すコンセプトカーです。
「テルツォ・ミッレニオ」の開発の4つの柱は、エネルギー、革新素材、パワートレイン&車両アーキテクチャ、サウンド&エモーションです。
エネルギーには電気を採用しますが、現在のエレクトリック・システムでは不十分である、圧倒的なハイパフォーマンスとリカバリーを実現するためのスーパーキャパシタを開発し、現状からの大きな飛躍を目指します。
ボディにはカーボンファイバを採用。さらに、自らの状態をモニタリングし、傷や亀裂を検出、修復するという機能を持つ素材の開発を目標としています。
4輪駆動の各車輪には、それぞれ電気モーターを搭載するホイールモーターを採用します。ホイールに直接トルクを発生させることで、車体ボディの自由な設計が可能になります。
サウンドにおいては、エレクトリック・システムの採用により、現在のV12エンジンサウンドの代わりとなる新たなサウンドを決定する必要があり、今後検証、探求を重ねていくとされています。
あくまで「テルツォ・ミッレニオ」は、未来への方向性を示すコンセプトカーで、もちろん市販される予定などはありませんが、ランボルギーニ社が目指す未来の一端を知ることは出来ました。未来への期待は高まるばかりです。