カナダ出身の若干23歳によるマスターピース。わずか2ヶ月半で制作したとは思えない完成度、芸術性の高さです。
Baresteel Design by Jay Donovan
一人でショップを営む若干23歳のJay Donovan氏が作り上げた1979年製のヤマハのXS650はまさに芸術と言えるでしょう。
原型をとどめていないこの車両はリア周りをすべて一新。カスタムスイングアームに同じくカスタムのショックマウントにドゥカティのモノショックを搭載。
フロントはスズキのSV650から移植。約4センチ下げられたフォークにはレーステック社のスプリングを搭載。フェンダーは取り外して取付部もなくしてすべてをポリッシュ。
ホイールもオリジナルハブにエクセル製のリムを取り付け。ダンロップのスポーツマックスGPR-300を合わせてあります。
エンジンも一新されミクニ製VM34を装備。電装系もすべて新しく変えられています。
短い制作期間でありながらも細部に至るまでが考えられカスタムされています。ボディワークもワイヤーで線を作ってから形を作り出す昔ながらのイタリアのコーチビルダー方式。
23歳の本気。イタリアのベローナで開催される"Motor Bike Expo"への出展にも選考されたようです。これからがとても楽しみなビルダーですね。