1977〜1978年の半ば、日本はスーパーカーブームのピークを迎えました。当時の少年たちの間で大流行したコト、モノとともに振り返ってみましょう。

スーパーカーショー

ラーメンが300円で食べられた当時、入場料が2000円もするスーパーカーショーがある一方で、200 〜400円で入れる小規模なショーも各地で開かれていました。

スーパーカーショーのチケット。このショーの入場料は350円。これは当時の一般的な相場だった。

デパートの屋上などで開かれるショーは、 台数は少なくてもカウンタックやBBが展示の目玉になっていたり、満足感のあるイベントでした。

スーパーカー自転車

一般には「スーパーカー自転車」 と呼ばれることが多いですが、正しくはジュニアスポーツ車というジャンルだそうです。

▲写真の「YTエレコン(YT- 5EKW)」は丸石サイクルのスーパーカー自転車のトップモデル で、価格は5万6800円。

特にリトラクタブル(といっても横に開いたり、下に開くタイプもあった)ヘッドライトは完全にスーパーカーブームの影響。当時、 各自転車メーカーはこぞって発売されていましたとが、丸石サイクルは特に尖ったデザインでした。

スーパーカーカード

出版社が発行するスーパーカーカードは装丁も凝っていてAランク。駄菓子屋でくじのように1枚引きするタイプのカードはBランク。そのほかに子供向けには『スーパーカー大百科』とか『スーパーカー大図鑑』という出版物も定番でした。

裏には車のスペックや解説が印刷されていました。当時、学校の勉強よりもクルマの勉強をしたという人も多いのでは?

プラモデル(河合商会)

ごくごく初心者向けのプラモデルでもスーパーカーは大切なモチーフとなっていました。この手の本格的ではないプラモデルは、模型屋、おもちゃ屋、文房具屋、 駄菓子屋......いろいろなところで売っていました。

当時は50円ほどだったとか。写真のプラモデルは、後に復刻され再販されたものです。

スーパーカー消しゴム

消しゴムとは名ばかりで、実は鉛筆の文字が消えない。そんな懐かしのスーパーカー消しゴムを集めていた方も多いのではないでしょうか?

色や素材はさまざまで透明なモノもあった。プラモデル用の塗料でコーティングする子供もいました。

三菱鉛筆のBOXYボールペンは、弾くことでスーパーカー消しゴムのポテンシャルを最大に引き出す必須アイテムでした。

懐かすぎるアイテムばかりですよね。みなさんが少年だった頃、どれを持っていましたか?