EWC(世界耐久選手権)の2016-2017シーズンは真夏の鈴鹿8耐が最終戦となったのですが、そのため秋に開催されるボルドール24時間耐久が2017-2018シーズンの開幕戦になります。頭では理解してますが、なんか秋の開幕って調子狂いますね(笑)。閑話休題、1922年(!)にルーツを持つフランス伝統の一戦、開幕戦王者となったのはどのチームだったのでしょうか?

青いチームが勝つわ・・・とララァが言ったかどうかは定かでありません?

のっけからすみません・・・私、ファーストガンダムでガンダムの記憶が止まってます(苦笑)。冗談はさておき? 9月14〜17日に開催された今年のボルドールは、青いチームの先頭争いが熱い24時間でした。

Bol 2017 - Start of the race

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最初の1時間の冒頭はSRCカワサキが首位を走りましたが、マシントラブルで後退(そして残念ながらリタイア)。その後は日本から参戦のTSRホンダが首位に立ちます! そして40分後はTSRホンダ、YARTヤマハ、SERTスズキ、そして2016-2017シーズン王者のGMT94ヤマハと、すべて「青い」カラーのチームが4位までを占めました。

Bol 2017 - Team SRC retired on broken engine

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波乱が起きたのは2時間経過後でした。なんとYARTヤマハの一員として、今期もEWCに参加する野左根航汰が痛恨の転倒! セーフティーカーが導入されますが、野左根はなんとか起き上がってマシンを起こし、気合いでピットまで戻ってきました・・・。

FIM EWC - Bol d'Or 2017 - Kota Nozane like a warrior

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YARTヤマハの後退により、2時間経過後のトップ3はSERTスズキ、GMT94ヤマハ、そしてTSRホンダの順となります。その後4時間経過まではこの順番でレースは進みますが、次第にSERTスズキにGMT94ヤマハが接近し、首位争いのバトル状態になりました!

FIM EWC - Bol d'Or 2017 - GMT94 vs SERT at nightfall

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長丁場のレースで、何度も首位が入れ替わりました!

5時間経過後、転倒車がコース上に残ったため介入したセーフティーカーが、なんと1位と2位の間に入ってしまったため、一時SERTスズキとGMT94ヤマハには1分以上広がってしまいました。さらに3位のTSRホンダが2位のGMT94ヤマハに急接近。GMT94ヤマハにとってはトホホ・・・ですが、これがあるのも長丁場の耐久レースのさだめです・・・。

1〜3位の順位は7時間経過後も、ピットインのタイミングで入れ替わりはあるものの基本SERTスズキ、GMT94ヤマハ、TSRホンダ。そして序盤に転倒したYARTは野左根がドクターストップで病院に行ったことなどの理由から、残念ながらリタイアしました・・・。なおEWCの24時間耐久レースは、8時間と16時間経過時にそれぞれ10位までに入ったチームに、1位10点、2位9点・・・という具合にボーナスポイントがつきます。ピット作業などのタイミングで、8時間経過時首位だったのはTSRホンダでした。

その後、SERTスズキがピット作業で時間をロスし3位に後退。首位はGMTヤマハ、2位TSRホンダという状況になります。ちょうど半分の12時間経過時は、首位GMT94ヤマハがピットイン時のホワイトカット(導入路の白線踏みつけ)でピットストップペナルティを受け、2位のTSRホンダとのタイム差が減りました・・・。13時間経過後にはTSRホンダが、GMT94ヤマハに約50秒の差をつけて首位に浮上します!

2度目のボーナスポイントタイムの16時間経過時は、GMT94ヤマハがトップで通過! しかし、2位TSRホンダとの熾烈なバトルはまだまだ続きます! 3位ホンダエンデュランスレーシングと3位争いをしていた4位のSERTスズキは、残念なことにマシントラブルでリタイア。その後18時間目のちょっと前に事件発生! なんとGMT94ヤマハがガス欠したのです!

FIM EWC - Bol d'Or 2017 - GMT94 Yamaha out of gas.

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栄光の24時間のゴールを、真っ先に受けたのは・・・?

不幸中の幸いで、ニコラ・カネパの乗るGMT94ヤマハのYZF-R1がガス欠を起こしたのはピットロード手前で、なんとかカネパは無事にピットに戻れました。しかし、ここで首位TSRホンダとの間には1分以上の差が生じることになりました。

その後GMT94ヤマハの激しい追い上げに迫られるも、なんとか首位をキープしていたTSRホンダですが、アラン・テシェが残り4時間を切ったところで痛恨の転倒! レッカーに回収されて、ピットでの修復作業が行われましたが、長く続いた「青」と「青」のバトルも、事実上これで終止符が打たれたことになりました・・・。

そして現地時間15時・・・24時間のチェッカーを真っ先に受けたのは、独走状態になったGMT94ヤマハでした! 2位はWEPOL BMWモトラッド・チーム by penz13.com。3位は着実に順位を上げていったホンダ・エンデュランス・レーシングでした。伝統の一戦にふさわしい、首位争いが楽しめたレースと言えますね。

FIM EWC - Bol d'Or 2017 - Finish of an amazing race

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2017-2018シーズンの第2戦となるのは、来年4月のフランス、ルマン24時間です・・・やっぱり、間が空きすぎてちょっと調子狂いますね(苦笑)。ちなみにレースを統括するFIMは、今年の鈴鹿8耐の発表会の席でボルドールとルマンの間に、アジアで耐久レースを開催したい・・・という話をしていましたので、これはぜひ近い将来に実現してほしいですね!!

FIM EWC第1戦 ボルドール24時間 リザルト
1 GMT94 YAMAHA                 
2 WEPOL BMW Motorrad Team by penz13.com    
3 Honda Endurance Racing             
4 Voelpker NRT48 Schubert-Motors by ERC      
5 IVRacing BMW CSEU               
6 F.C.C. TSR Honda France             

FIM EWC チームランキング(第1戦終了時)
1 GMT94 YAMAHA               60
2 WEPOL BMW Motorrad Team by penz13.com   43
3 Honda Endurance Racing           42
4 F.C.C. TSR Honda               37
5 Suzuki Endurance Racing Team         33
6 Voelpker NRT48 Schubert-Motors by ERC    32