決勝レースは雨・・・でした
序盤、レースを先頭でひっぱったのはホルヘ・ロレンソ(ドゥカティ)でした! 一時は2位に4秒ほどの差をつけ、このままドゥカティ移籍後初優勝・・・と期待させましたが、残念ながら残り22周で転倒リタイア・・・に終わります。代わって首位に立ったのはダニロ・ペトルッチ(ドゥカティ)その後ろをマルク・マルケス(ホンダ)、そしてランク首位のアンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ)が追う展開です。
上位3台の間隔は同じくらいのまま、残り周くらいまで続きます。路面がウェットですから、3者ともガマンのレースを強いられたカンジですね。雨がやんで急速に路面が乾くことを想定して、ピットにはドライセッティングのマシンも用意されましたが、結局用無しに終わりました。
残り7周で、ドヴィツィオーゾは首位のペトルッチに2秒以上の遅れになります。勝利の行方は、ペトルッチ対マルケスに焦点が絞られてきました・・・。マルケスは1秒以内の差でペトルッチを追い回し、プレッシャーを与えます・・・。
そして狙いすましたように、ラストラップでマルケスがペトルッチをパス! ついに首位に立ちました。そしてそのリードを守りきり、見事優勝を飾りました! 2位ペトルッチ、3位ドヴィツィオーゾが表彰台を獲得。4位がビニャーレス、5位はドゥカティのテストライダーのミケーレ・ピッロが健闘の末に入賞しています。
ランキングは・・・ふたりが199点で同点ですが・・・
この結果、優勝したマルケスはドヴィツィオーゾとポイントが並びましたが、2位獲得数の差で首位に返り咲きました。表彰式ではイタリアのファンからブーイングを浴びせられますが、ロッシの暗黒腹黒星人ぶり?を受け継ぐ男であるマルケスはニコニコしてました(さすがですね)。次戦は9月24日のアラゴンラウンドですが、マルケスがライバルたちを突き放すのか・・・楽しみにしましょう!
サンマリノGP 決勝
1 M. マルケス ホンダ 50:41.565
2 D. ペトルッチ ドゥカティ +1.192
3 A. ドヴィツィオーゾ ドゥカティ +11.706
4 M. ビニャーレス ヤマハ +16.559
5 M. ピッロ ドゥカティ +19.499
6 J. ミラー ホンダ +24.882
MotoGPランキング(9/10現在)
1 M.マルケス ホンダ 199
2 A. ドヴィツィオーゾ ドゥカティ 199
3 M.ビニャーレス ヤマハ 183
4 V.ロッシ ヤマハ 157
5 D.ペドロサ ホンダ 150
6 J.ザルコ ヤマハ 110