8月13日(日)、スピールベルグにてMotoGP第11戦、オーストリアGPの決勝が行われました。ポールポジションは前戦優勝のマルク・マルケス(ホンダ)でしたが、果たして連勝・・・となったのでしょうか?

昨年度はドゥカティが圧勝したコースですが・・・。

昨年のオーストリアGPでは、当時ドゥカティのアンドレア・イアンノーネ(現スズキ)と、現在もドゥカティに在籍するアンドレア・ドヴィツィオーゾとが1-2フィニッシュを飾りました。今年もこのコースとドゥカティの相性はいいだろうと予想する関係者は多く、予選の結果が注目されました。

結果、予選でポールポジションを獲得したのは前戦チェコGPで優勝したM.マルケス。これで3戦連続PPと、今期の好調ぶりをライバルに見せつけました。そして2位はドヴィツィオーゾ。3位にはそのチームメイトのホルヘ・ロレンソが! やはりドゥカティはここでは強い・・・またロレンソのドゥカティ移籍後初表彰台なるか・・・も決勝の焦点になりました。

なお4位はヤマハのマーベリック・ビニャーレス。そのチームメイトのバレンティーノ・ロッシは7位で、サテライトのダニロ・ペトルッチ(ドゥカティ)やヨハン・ザルコ(ヤマハ)よりも後ろ・・・果たして決勝では前に出るか・・・これも注目点の一つでした。

迎えた決勝レースは、中盤から終盤まではドヴィツィオーゾとマルケスのバトルが盛り上がりました。マルケスの執拗なアタックをドヴィツィオーゾは振り切り今期3勝目をマーク。コンマ1秒差で2位にマルケスが入り、3位はマルケスのチームメイトのダニ・ペドロサが獲得しました。

今期3勝目をマークしたA.ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ)。ランキング2位で、首位のM.マルケスを追います。

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コンマ1秒差で2位となったM.マルケス(ホンダ)。ランキング首位を堅持しました。

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ランキング争いでロッシは後退・・・

4位はロレンソ、そして5位にはザルコが入賞しました。ロレンソは11周目まで首位を走りますが、ヤマハ時代のような独走劇は未だ期待できないのかも・・・しかしシーズン序盤の低迷に比べれば徐々に上がっているので、今後に期待ですね。一方、ヤマハファクトリーの2台はふるわず、ビニャーレスが6位。ロッシも4位を12周目までキープしましたが、結局7位で終わりました。サマーブレークが開けてシーズン中盤に入ってから、ヤマハファクトリーにあまりいいところがないのが気になりますね・・・。

気になるランキングは、マルケスが174ポイントで首位をキープ。2位のドヴィツィオーゾは158ポイント。3位のビニャーレスは150ポイントで、ここまでが首位と25ポイント差に入っています。4位のロッシは141ポイントと、マルケスとの差は33。GPの1ラウンドで手にできる最大ポイントは25点・・・。近年堅実さを身につけたマルケス相手にタイトルを狙うロッシにとって、残りの7レースはさらに重要になりました・・・。

まぁ何があるのかわからないのがレース・・・。次回のイギリスGP(シルバーストーン)は8月27日に決勝が行われます。ますますMotoGPから目が離せませんね!

オーストリアGP 決勝
1 A・ドビツィオーゾ DucatiTeam Ducati 39'43.323
2 M・マルケス RepsolHondaTeam Honda +0.176
3 D・ペドロサ RepsolHondaTeam Honda +2.661
4 J・ロレンソ DucatiTeam Ducati +6.663
5 J・ザルコ MonsterYamahaTech3 Yamaha +7.262
6 M・ビニャーレス MovistarYamahaMotoGP Yamaha +7.447