「世界一醜い」といわれている車をご存知だろうか。イタリアのFIATが販売しているムルティプラという車だ。なぜカッコいい車とは言い難い…むしろ醜いと言われる車が人気なのか。そんな車の魅力について書いていこう。
FIATムルティプラのブサイクなデザイン
ムルティプラはイタリアの自動車メーカーFIATが1950年代に販売し始めたMPV(Multi Purpose Vehicle)。ムルティプラの名前の「ムルティ」はMULTI(多目的)という意味から付けられている。2010年に製造中止になっているにも関わらず、現在でもコアなファンがつくほどの人気車なのだ。
前から見た印象も、うーん…。お世辞でもカッコいいとは言えないというのが本音では無いだろうか。ただどこかダサ可愛く愛嬌のある車。そんな印象を受けるような受けないような…
後ろ姿も可愛いようなブサイクなような…ただ間違いなくいえることは、万人受けするような魅力的なデザインからは、かけ離れているという事。ムルティプラを好む人はこの独創的でミーハーを寄せ付けないデザインに惹かれているのだ。
初期型ムルティプラはワンボックスで、もっと"ブサイク"
実は上記の画像は少しおしゃれなデザインになった2代目。初代ムルティプラは更にブサイク。どちらがあなたの好みだろうか?
個性的なスタイルをまとったムルティプラ。もしあなたの感覚にビシっ!と合ったなら、是非乗ってみる事をおすすめしたい。まるで人力で動いているのか?と思わせるような可愛らしい走りを体感できるはず。街中を走れば間違いなく注目の的だ。