WTCCとは・・
F1、WRC(世界ラリー選手権)、WEC(世界耐久選手権)と並ぶFIA（国際自動車連盟）公認の世界選手権であり、ツーリングカーレースの世界最高峰。Honda、ボルボ、シトロエン、シボレーなど世界を代表する自動車メーカーが参戦し、ハイスピードかつハイレベルな戦いを展開しています。
今年は長年日本でトップドライバーとして活躍した道上龍選手がHonda CIVIC WTCCでフル参戦、昨年から参戦したボルボが速さを見せ、一気にトップ争い、チャンピオン争いに加わるなど例年にも増して話題豊富なシーズンです。ツインリンクもてぎでの開催は今年で3年目で、時には接触も厭わないほどの激しさはそのままに、WTCCならではのエンターテイメント性あふれる魅力あるレースが期待されています。
ということで、開催される前に今年のWTCCのみどころをざっくりと探ってみましょう。
フル参戦のHonda CIVIC WTCC道上龍が、2度目のツインリンクもてぎ、得意のホームコースで優勝を狙う！
昨年ツインリンクもてぎで行われたWTCC第9戦に参戦した道上龍選手。
道上龍
この時は1戦のみのスポット参戦でしたが、今年はワークスチームHonda Racing Team J.A.S.からフル参戦しています。
世界選手権フル参戦はこれが初めてですが、これまでHondaのエースとしてフォーミュラ、GTレースで大活躍し、数々のタイトルを手にしてきたレジェンドドライバーであり、しかもツインリンクもてぎはHondaにとってホームコースということなので、道上としても数々のレースに加え車両開発テストなどで最も走り込んだ得意コースなのは間違いありません。道上龍＆Honda CIVIC WTCCへの期待は高まります！
Honda CIVIC悲願のダブルタイトルなるか！？マニュファクチャラーズチャンピオン争いはボルボとの一騎打ちが続く！
近年、Honda CIVIC WTCCはシトロエンとのチャンピオン争いを続けていましたが、今年は昨年から参戦を開始したボルボ陣営との一騎打ちとなっています。
第5戦を終了した時点で、ドライバーズチャンピオン争いはHonda CIVICのティアゴ・モンテイロがランキングトップに立ち、これをわずかな差でボルボS60 WTCCをドライブするニッキー・キャッツバーグが追う展開。マニュファクチャラーズ(製造者)チャンピオン争いはボルボをHondaがわずかな差で追う大接戦となっています。
ティアゴ・モンテイロ（Honda CIVIC）
ニッキー・キャッツバーグ（ボルボ）
Honda CIVICは、2013年のマニュファクチャラーズチャンピオンに輝いたもののドライバーズチャンピオンはありません。今シーズンはHonda CIVIC悲願のダブルタイトル獲得も見えてきたと言っていい状況の中、ツインリンクもてぎはシリーズ全10戦の第8戦。母国戦となるHonda CIVICか、それとも勢いに乗るボルボか！？ツインリンクもてぎの戦いはシリーズタイトルの行方を大きく左右する予感！
3台編隊のタイムアタックMAC3（マック・スリー）が今年も！
決勝オープニングレースは予選トップ10がリバースグリッドに並んでスタート。
WTCCマシンは量産車がベースであるものの、そのパワーは実に400馬力以上。加えて様々な規定によりイコールコンディションが保たれ、これが大迫力の超接近戦を生む要因となっているため、当然予選も大接戦！
全車が出走してQ1が行われ、Q1の上位12台がQ2に進出。Q2のトップ5がQ3に駒を進め、1台ずつコースインする。ポールポジションはわずか1周のタイムアタックで決まり、わずかなタイム差で涙をのむことも多いのです。
第3戦（ハンガリー）でのMAC3
昨年から始まったMAC3も見どころのひとつ。
MAC3とは、各マニュファクチャラーから3台ずつが参加するタイムトライアルで、3台が同時にスタートし、2周のタイムアタックするものです。各周の3台目がゴールしたタイムの合計によって順位を決め、最も速かったマニファクチャラーに選手権のボーナスポイントが与えられます。
なにより、決勝レースが見どころ満載！
予選の順に並ぶのはメインレースと呼ばれるレース2のスターティンググリッド。その前に行われるオープニングレースは予選のトップ10をリバースグリッドにしてスタートします。つまり予選10位のマシンがポールポジションに、予選トップタイムのマシンが10番手グリッドに並ぶことになります。
速いマシンが後方に位置するオープニングレースは、スタート直後のポジション争いから、一瞬たりとも目の離せない激しいものとなりそうです。
いかがでしょう？なんだか盛り上がる雰囲気がプンプンしてきませんか？ドラマ溢れるレースの結末をぜひ一緒に見届けましょう。
観戦券は7月22日（土）より発売開始されるのでお見逃しなく！
期間：7月17日（月・祝） 12:30〜
■販売窓口：ローチケHMV、ローソン、ミニストップ
■販売券種：観戦券、ローソンシート、V・G・Zエリア席、4輪駐車券、2輪駐車券、
パドックパス（ピットウォーク付）、ピットウォークパス
※ロードコースコースサイド駐車券、スーパースピードウェイコースサイド駐車券、スーパースピードウェイ3〜4ターン駐車券、Honda応援シート、グリッドウォークパスは先行販売の対象外です。通常販売日の7月22日（土）10:00〜お取扱窓口で販売いたします。
■大会名称 ： 2017 FIA 世界ツーリングカー選手権シリーズ JVCKENWOOD 日本ラウンド
（英文表記） 2017 FIA World Touring Car Championship JVCKENWOOD Race of Japan
■開催日程 ： 2017年10月28日（土）・29日（日）
■公 認 ： 国際自動車連盟（FIA） ／ 一般社団法人日本自動車連盟（JAF）
■主 催 ： 【プロモーター】ユーロスポーツ
【オーガナイザー】株式会社モビリティランド ／ エム・オー・スポーツクラブ（M.O.S.C.）
■後 援 ： 栃木県 ／ 茂木町
■併催レース ： LOTUS CUP JAPAN 2017
2017 N-ONE OWNER’S CUP