6月25日、オートポリスサーキットで決勝が行われたJSB1000クラスで、転倒・ノーポイントのレースが多く、苦しい今シーズンを送ってきたヤマハのエース、中須賀克行がついに優勝しました! 来月の鈴鹿8耐に向けて、どこまで調子を上げていくか・・・注目です!

注目のM.V.D.マーク(ヤマハ)は転倒!

この週末のオートポリスは天候が悪く、土曜日の予選は雨のなかで行われました。そして迎えた決勝は、トップの高橋巧(ホンダ)が3周目を過ぎたあとで霧による視界不良により赤旗中断。12周の仕切り直しのレースが、中断時のポジション順でスタートする方式で行われることになりました。

再開後のレースで好スタートを切ったのは、スロバキア8時間耐久でYARTの一員として出場する野左根航汰の代わりに、スポット参戦することになったSBK(世界スーパーバイク選手権)ライダーのマイケル・ファン・デル・マークでした。

しかし、M.V.D.マークは鈴鹿8耐のチームメイトとなる中須賀と高橋にパスされ3位後退。先を行くふたりのハイペースについていけず、1位中須賀、2位高橋、そして少し差が開いてM.V.D.マークというオーダーになります。

ヤマハYZF-R1の中須賀に対し、ホンダCBR1000RR SP2の高橋は次第に差を詰め、観衆の多くはこの勢いのままJSB1000ランキングトップの高橋が中須賀を捉えるのでは・・・と思いました。しかし8週目に高橋のマシンにトラブルが発生! スローダウンして急速に順位を落とし、そのままピットインしてリタイアとなってしまいました。

ゼッケン1の中須賀は、首位に立ってからは一度もその座を譲ることがありませんでした。一方ゼッケン60のM.V.D.マークは、高橋巧(ホンダ)の脱落後は2番手をキープしていましたが、ラストラップの転倒により13位までポジションを落としてしまいました・・・。

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マシンの仕上がりは、ヤマハYZF-R1が一歩リードか?

その後中須賀は、危なげなく残り周回を消化。前戦のツインリンクもてぎでは優勝目前で周回遅れに接触・転倒して9位に沈みましたが、今回は無事にゴールへ1番で飛び込みました。ヤマハの1-2はゆうゆう達成か・・・と思いきや、M.V.D.マークはなんと11週目に転倒。2位の座はヨシムラの津田拓也の手中に転がり込みました。そして3位争いは、ヨシムラのルーキーの濱原颯道が初表彰台獲得か・・・と思われましたが、最後の最後でコースアウトし、カワサキの渡辺一馬に先を行かれることになりました。

ヤマハで7度JSB1000クラスを制覇した中須賀ですが、今期は転倒が続き、なかなか結果を残せずにいただけに、今回の勝利はとても価値のあるものだったと言えるでしょう。ここまでのJSB1000クラス各戦の予選結果や決勝での走りを見る限りでは、ヤマハYZF-R1は昨年同様ライバルたちに対してまだ多くのアドバンテージがあるように思われます。

一方、モデルチェンジをした新型を投入したホンダとスズキですが、ともに未だYZF-R1との戦闘力のギャップを埋めることができていないような観があります。鈴鹿8耐まで約1ヶ月の間、打倒ヤマハに向けてどれだけ急ピッチでパフォーマンスアップを図れるか・・・注目したいです。

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