先週末イタリア・リミニで開催されたSBK(世界スーパーバイク選手権)で、ドゥカティワークスは最悪の土曜日・・・チャズ・デイビスの負傷、そして最高の日曜日・・・マルコ・メランドリのSBK復帰後初勝利を体験することになりました。心配されるのはデイビスの怪我の具合ですが、当人は次戦アメリカラウンド復帰に意欲的の様子です。

レース2はピットで、メランドリを応援したデイビス

6月17日(土)のレース1、マルコ・メランドリとチャズ・デイビスは、終盤まで激しい首位争いを展開しました。しかし最終周のターン4でメランドリが転倒すると、ターン14ではデイビスまでもが転倒を喫してしまいました。

メランドリはレースに復帰し15位でチェッカーを受けることができましたが、デイビスは直後を走行していたジョナサン・レイ(カワサキ)絡んで負傷。そのままメディカル・センターへと搬送されてしまいました・・・その後、胸部外傷の疑いがあると診断されただちにリミニに救急搬送されましたが、CTスキャンの結果、第3腰椎骨折と判明。さらに詳しい検査では、左手親指に打撲傷があることもわかりました。

レース1で、C.デイビス(7番)は転倒後、J.レイ(カワサキ、1番)に接触して負傷。M.メランドリ(33番)もふたりの転倒の直前に転倒して順位を落としたため、漁夫の利で4位を走行していたトム・サイクス(カワサキ)が優勝しました。

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デイビスはレース2を欠場することになりましたが、6月18日(日)は病院からサーキットへ戻り、チームメイトのメランドリをサポートしました。その甲斐あってか、メランドリは2014年以来のSBKで通算20勝目となる復帰後初優勝を飾りました。

レース2での勝利は、メランドリにとってドゥカティに乗っての初優勝であるだけでなく、イタリアで記録した初勝利でもありました。また、SBKでイタリア人ライダーがマークした通算100勝目にも当たる記念的な1勝でした。

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第7戦リミニ終了時点のライダーズ・ランキングでは、185ポイントのデイビスが3位、163ポイントのメランドリが4位につけています。次戦、第8戦ラグナセカ・ラウンド前にデイビスは再検査を受ける予定ですが、それまでは休養を取り早期回復を目指すとのことです。

次戦の舞台ラグナセカで、デイビスが完全な体調で復帰できるのか・・・注目しましょう!