現地時間6月18日(日)イタリアのリミニでSBK(世界スーパーバイク選手権)のレース2が行われました。前日のレース1の事故でおった怪我で、ドゥカティのエースであるチャズ・デイビスは欠場・・・。しかし、今季SBKに復帰したマルコ・メランドリが、チームに良いニュースをもたらしました。

2014年以来のSBK勝利!

リバースグリッド方式で決まるレース2の1番手グリッドは、BMWのジョルディ・トーレスが獲得。彼はしばらくレースをリードしますが、トップを10番手スタートのメランドリに譲ることになります。その後トーレスはメカニカルトラブルで残念ながらリタイアとなりました。

その後ろはカワサキのジョナサン・レイとトム・サイクスという、目下ランキング1、2位の最強コンビがメランドリを追撃しましたが、この日のメランドリはレース1の負傷で欠場したデイビスに代わり、打倒カワサキと言わんばかりの激走ぶり。2位のレイに1.113秒差をつけて見事優勝しました!

MotoGP、そして2011〜2014年はSBKで活躍したM.メランドリ(ドゥカティ)。この日は、彼の非凡な才能を思い出させる快走ぶりを披露しました。

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1997年から世界ロードレースGP(MotoGP)で長年活躍。2011〜2014年はSBKに転向。そして2015年はアプリリアのMotoGPマシンに乗ったメランドリですが、近年は目立った成績を残せずにいました。2014年以来、SBKに復帰した今季、ドゥカティパニガーレRに乗り久々に彼の速さをアピールしていましたが、ついに復帰後初優勝を果たしたわけです。なおこの勝利は、メランドリにとってSBKであげた20勝目になりました。

ランク首位のレイとサイクスの差は50ポイント

2、3位はレイとサイクス。4位はレース1で首位を走りながらリタイアしたマイケル・ファン・デル・マーク(ヤマハ)。5、6位はミルフォーキー・アプリリアのRSV4 RFに乗るユージン・ラバティとロレンゾ・サバドーリのコンビが獲得しています。

結果、ランキング首位のレイは296ポイント。2位のサイクスは246ポイントとなりました。現在3位(185ポイント)のチャズ・デイビスは、体の複数箇所の怪我が影響してレース2を欠場しましたが、7月7〜9日のアメリカラウンドで復帰できるかどうか・・・。その行く末に注目したいです。

SBKリミニラウンド 決勝結果

レース2
1:M.メランドリ ドゥカティ パニガーレR Aruba.it Racing - Ducati3
2:J.レイ カワサキZX-10RR Kawasaki Racing Team
3:T.サイクス カワサキZX-10RR Kawasaki Racing Team
4:M.V.D.マーク ヤマハYZF-R1 Pata Yamaha Official WorldSBK Team
5:E.ラバティ アプリリアRSV4 RF Milwaukee Aprilia
6:L.サバドーリ アプリリアRSV4 RF Milwaukee Aprilia