マルケス以外のファクトリー勢は、後方からのスタート
予選1位のマルケスはさておき、2位以下はカレル・アブラハム(ドゥカティ)、カル・クラッチロー(ホンダ)、ダニロ・ペトルッチ(ドゥカティ)・・・とサテライト勢が上位を独占。その後ろにダニ・ペドロサ(ホンダ)、マーベリック・ビニャーレスとヴァレンティーノ・ロッシ(ともにヤマハ)とファクトリー勢が後ろに並ぶ、波乱?の予選結果になりました。なおドゥカティファクトリーのホルヘ・ロレンソとアンドレア・ドビツィオーゾは16位と13位と低迷しました・・・。
決勝はポールポジションのマルケスが最初のコーナーに飛び込みますが、クラッチロー、そしてヤマハコンビのビニャーレスとロッシがマルケス追撃を試みます! 決勝になれば前に上がってくるのが、トップライダーのトップライダーたるゆえん・・・でしょうか? ファクトリー勢の熱いバトルの展開が期待されましたが・・・なんとマルケスは25周のレースで残り22周というレース序盤に転倒リタイア・・・!
開幕戦カタールで優勝したビニャーレスは、見事優勝で2連勝! チームメイトのロッシが2位に入り、チームで1-2フィニッシュ!という結果に。3位はクラッチロー、4位はアルバロ・バウティスタ(ドゥカティ)、5位ヨハン・ザルコ(ヤマハ)、6位ヨナス・フォルガー(ヤマハ)、7位ペトルッチ、8位スコット・レディング(ドゥカティ)、9位ジャック・ミラー(ホンダ)、10位アブラハム・・・と、3〜10位はサテライト勢が占めることになりました。
というのも、マルケスだけじゃなく、ペドロサ、ドビツィオーゾ、そしてロレンソとファクトリー勢が大量リタイアになったのが、この結果に結びついたわけです。ロレンソはスズキのアンドレア・イアンノーネとレース開始すぐに接触してリタイア。イアンノーネも完走16台の一番最後、という残念な結果に。今年からフル参戦のKTMは、ポル・エスパルガロとブラッドリー・スミスのふたりがともにポイントを初獲得。まだまだライバルたちとの戦力差は大きいですが、今後の躍進を期待したいですね・・・。
次戦のテキサス・オースティンでは、マルケス神話が継続するのか?
この結果、2連勝のビニャーレスが50ポイントでランク首位。2位は350戦目!となったグランプリで見事表彰台のロッシ(36ポイント)。3位はドビツィオーゾ(20ポイント)。昨年度王者のマルケスは13ポイントでランク8位・・・となりました。ちなみに開幕からのヤマハの2連勝というのは、1990年のウェイン・レイニー以来とのことです。ずいぶん久しぶりの快挙なんですねぇ・・・。
次戦アメリカGPオースティンは、マルケスがいつも勝っているゲンのいいコースですが、果たしてビニャーレスが3連勝を決めるのか? それとも練習走行、予選では苦戦しつつ、決勝では上に上がってくるロッシが今期初優勝をするのか? はたまたオースティンでのマルケス最強伝説が継続されるのか・・・? 楽しみに待ちましょう!