1995年に講談社の「週刊ヤングマガジン」で連載が開始された、しげの秀一先生の永遠の名作「頭文字D」。限りなくリアルなバトル描写や迫真のスピード感。すべてのクルマ好きの夢が詰まったDの世界。その中でも一番の見せどころである様々な強敵との峠バトル!今回は藤原とうふ店 藤原拓海 AE86 トレノvs 栃木の走り屋 小柏カイ MR2 G リミテッドに注目したいと思います。

親子二代に渡る因縁バトル

(頭文字Dファンブック©しげの秀一©講談社©モーターマガジン社)

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エンペラーの清次に勝ったカイは京一と戦うつもりだったが、先のバトルの結果を受け、標的を拓海にスイッチ。かつてライバルだった互いの父親も熱くなり、両者とも息子に秘策を授けた。
ダウンヒルでも強力なトラクションとフロントに荷重を移す左足ブレーキにより、立ち上がりが速いカイのMR2。さらに父親から授けられた秘策があった。いろは坂特有の高低差が大きく超タイトなヘアピンでMR2をジャンプさせ、ショートカット!一発でコピーして追う拓海だが、文太の「負けるぞ」の言葉が頭をよぎる。

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カイの父である小柏健は15年以上前にいろは坂を走っていたラリースト。そして拓海の父、文太の最強のライバルだったのです。2人の父親対決はギリギリの所で文太の勝利と言う形で決着が付いていますが、その息子対決という事で、父親同士も熱の入った助言対決が行われるのです。

バトルフィールド:日光いろは坂

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小柏健が言うには、「いろは坂のヘアピンカーブには インベタのさらに内側にラインが生まれる」そう。

バイク通学で毎日いろは坂を通っていた事により、全部のコーナーの特徴が頭の中に叩き込まれているカイだからこそ理解できるそのアドバイスに、吸収力抜群の拓海は1回分遅れてそのヘアピンのショートカット方法をマスターする。そんな白熱したバトルが繰り広げられました。

TOYOTA MR2 G-Limited

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スポーツ色を控えめにしていた初代とは打って変わり、走りを前面に押し出してデビューした2代目MR2。ベースがカローラ、スプリンターからセリカ、コロナへと替わったため、エンジンも4A-GEUに代えて2リッターツインカム16バルブの3S-GEをミッドに横置き。初期型のGT系はターボ付きの225PS、ノンターボ版は165PSを発生した。サスは4輪共にストラット。

ミッドシップレイアウトのスポーツモデルとして数少ない量産型モデルであるMR2は、Midsip Runabout 2Seater(ミッドシップ・ラナバウト・2シーター)の頭文字から名付けられました。

「小型ミッドシップでキビキビ走る2シーター」をコンセプトに作られ、熟練したドライバーであっても苦戦するほど挙動がピーキーな車両となっており、作中では、カイの高いドライビングセンスが伺えるマシン選択でもありました。