SBK=世界スーパーバイク選手権よりも、アツいバトルを見ることができるレースとして、ツウなロードレースファンに人気があるのがSSP=世界スーパースポーツ選手権です。その開幕戦オーストラリアラウンドは先ほど終了しましたが、なんと0.001秒!という僅差で勝敗が決まりました。

波乱のレースを制覇したのは、ベテランのロベルト・ロルフォ!

決勝レースは最初から波乱含みでした。早期の赤旗中断により、10周に短縮されてレースはリスタート。最終周では、MVからホンダへ移籍したジュール・クルーゼルとヤマハファクトリーのフェデリコ・カリカスロがクラッシュ! その余波でアレックス・バルドリーニ(MV)も首位争いから脱落。そして世界ロードレース選手権(MotoGP)で活躍した36歳のベテランのR.ロルフォ(MV)が、ヤマハファクトリーのルーカス・マヒアスをわずかなリードで下して初勝利しました!

2013年からSSPを戦いの舞台としているR.ロルフォ(MV)。なんと、今回の勝利がキャリア初のSSP優勝となりました。

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僅差で2位に甘んじたL.マヒアス(ヤマハ)。新型YZF-R6は、初戦からかなりの戦闘力を発揮しましたが、タイトル争いに絡めるか・・・注目です!

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3位はロルフォ同様、大ベテランのアンソニー・ウェスト(ヤマハ)がゲット! 35歳の地元オーストラリアンライダーは、スーパーポール(予選)22位という出遅れを見事挽回して表彰台に乗りました。一方、練習走行や予選で絶好調だったポールシッターのPJ.ジェイコブセン(MV)は、リスタートの決勝序盤は15位近辺と出遅れましたが、持ち前の速さでみるみる順位を挽回し、6位まで順位を回復しました。リスタート前のレースでメカニカルトラブルを抱えたジェイコブセンにとっては、セカンドチャンスを得たことにより最悪の結果は免れた・・・といえるのかもしれません。

今年は、大久保光(ホンダ)と渡辺一樹(カワサキ)の両選手が、日本人としてSSPにフル参戦。大久保選手は残念ながら開幕戦は負傷欠場。渡辺選手は練習走行・予選は苦しみましたが、初陣を8位とシングルフィニッシュにまとめました。ふたりの日本人ライダーがどこまで上位争いに食い込めるか・・・も今年のSSPの見どころです!

WGP250、Moto2でも優勝経験のあるベテランのA.ウェスト(ヤマハ)が、表彰台最後の3位を獲得!

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鬼のいぬ間にリードを稼ぎたい・・・と皆考えているのかもしれません?

なお2015、2016年のSSP王者のケナン・ソフォーグル(カワサキ)は、シーズン前におった手の怪我で、SSPの初戦を欠場。そして3月の第2戦(タイ)も欠場する見込みで、復帰は4月の第3戦(アラゴン)になりそうです。

王者のソフォーグルが不在のうちに、できるだけ多くのポイントを稼ぎたい・・・とタイトルを狙うライバルたちは誰もが考えているでしょう。600cc4気筒と675cc3気筒のスーパースポーツ量産車で競われるSSPを、今年制覇するのは誰なのか? SBK同様、プロダクションベースのロードレースファンはSSPから目を離せませんね!