歴史の深いスバル360とともに開発されたサンバーは、1961年2月に熱烈なデビューを飾りました。限られたボディサイズのなかでも、最大級の積載性を誇るスバル商用車の傑作です。

こちらの連載では『SUBARU BOXER BROS.vol05』より、“スバリスト”と呼ばれるスバル車ファン必見、ヨダレもののスバル人気モデルの紹介はもちろん、充実のコンテンツや知っているようで知らない歴史なども紹介していきます!(あぁこ@ロレンス編集部)

スバル サンバー

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駆動方式は荷物の多少に関わらず高いトラクション性能を発揮するRR方式を選んでいる。エンジンは356ccの空冷2サイクル2気筒、トランスミッションはフロアシフトの3速MTだ。リアエンジンだから荷室のフロアも低く抑えられていた。

サイドパネルが開くトラックに続いてルーフをリアエンドまで延ばしたライトバンを投入。初期モデルのリアゲートは上下開きである。

サンバーは、発売されるや小物配送などに活躍し、一時はスバル360より早く2代目にバトンを託しデザインも洗練されたものになる。73年に登場した3代目ではドアが一般的な前ヒンジ式になり、エンジンも水冷方式だ。

77年には軽の規格改正を受けて排気量とボディサイズを拡大し、4サイクルエンジンを積んだサンバー550に進化した。

80年代になると4WDモデルも加わる。4代目は82年に登場したサンバートライ。5代目は660ccの直列4気筒を積み、90年にベールを脱いだ、そして99年に誕生した6代目がスバルとしては最後のサンバーとなり、12年まで販売を続けた。(TEXT:片岡英明)

さて、ここで問題です!“働く自動車”として引っ越し配送業者 『赤帽』 の専用車として使用されているクルマは次のうちどれでしょうか?