先日、1980年代初頭の、オーストラリアはアマルー・パークで開催されたヒストリック・ロードレーシングでのジョン・サーティーズの動画を紹介しましたが、今回は同じ舞台で1978年に開催された、「カストロール6時間耐久」の動画をお届けいたします。こちら、ホンダのCBXが登場し、迫力満点の走りを披露してくれます。でも、ウィナーは別のマシンなんですけどね(笑)。

1970年代のストックのシルエットのレースは見てて楽しいです!

アマルー・パークは1周1,946mの、比較的コンパクトなサーキットです。「カストロール6時間耐久」はここを舞台に、1970年から1983年まで開催されましたが、1984年から最後の年となった1987年までは、オラン・パークにその舞台を移しています(ちなみに同名のレースは、お隣のニュージーランドでも1974〜1988年に開催されてました)。

レギュレーションは時代によって排気量制限などが変わっていますが、基本的に量産市販車を使うルールなので、普段ユーザーが触れるマシンがサーキットでどれだけ戦闘力があるのか・・・のひとつの指標となり、人気を集めていました。

1978年は、ホンダから量産国産車初の並列6気筒DOHC24バルブ1,047ccエンジンを搭載するモンスターバイク、CBXがデビューした年であり、「カストロール6時間耐久」にも参戦し大いに話題となっています。

(うろ覚えですが)確かCBXの並列6気筒DOHC24バルブエンジンの単体重量は105kgだったかな・・・? そんな大きなエンジンを、ダイヤモンドタイプのフレームに搭載しています。

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レースはルマン式スタートで始まります!

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ゼッケン8番のホンダCBXは、マイク・コール/デニス・ニール組がライディングしました。

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ピットインして作業をするヤマハXS1100。ライダーはロジャー・ヘイズ/ジム・バッド組です。

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CBXはイカしてますなぁ〜、でもこの年の勝者はヤマハでした・・・

この記事ではホンダCBXをメインにフィーチャーしてますが、レースの結末をいうと勝者はヤマハのXSイレブン(1100)に乗るロジャー・ヘイズ/ジム・バッド組でした。そして2位はシリンダーの数ではホンダCBXの1/3で、総排気量も小さいドゥカティ900SSに乗るジョン・ウォーリアン/テリー・ケリー組でした。ホンダCBXの最上位は3位のマイク・コール/デニス・ニール組・・・です。

ホンダCBXは素晴らしいスポーツバイクではありましたが、長大なクランクシャフトを持つゆえ、限界域でフリクションロスがかなり増大する・・・という大きなウィークポイントもありました。まぁ、もっとも一般人のライダーが、公道をチンタラ走る分には上述の問題は起こることないと思いますけどね・・・。

なおホンダCBXは1978年、1979年の鈴鹿8時間耐久にも参戦してますね。ただ、やはりCBXはロードレーサーベースとしては、成功したとは言い難いモデルでした。まぁ細かいこと? は置いて、動画のなかのCBXの豪快な走りをお楽しみください! (Part.1とPart.2、それぞれ18〜19分ほどありますけど・・・)

1978 Castrol Six Hour Production Bike Race - Amaroo Park - Pt1

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1978 Castrol Six Hour Production Bike Race - Amaroo Park - Pt2

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