高校生の単車チームの名前をそのままタイトルにした「湘南爆走族」。いわゆる「族」を主人公にした本格コミックは、この「湘爆」までなかったが、いわゆる不良少年の物語ではない。「番長もの」のように次々と強敵が現れるわけではなく、「オートバイもの」のように最速を目指すわけでもない。そんな湘爆の二代目リーダー江口洋助とその周辺の人々の、日常のストーリーを各キャラクターの愛車!今回はマル × KAWASAKI KH400の関係から紹介したいと思います。

マルのケッチ

(湘南暴走族©吉田聡©モーターマガジン社)

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何よりロケットカウルが目を引くマルのKH。フロントフェンダーもFRP製のものに変更され、カウル、タンク、サイドカバー、フェンダーともにアイボリーホワイトに塗装されている。そして、一般的な映画やドラマでは、2ストエンジンなのに4ストエンジンの音がアフレコしてあったりした中、この湘爆では2ストの排気音にまでこだわりが見られる。

(湘南暴走族©吉田聡©モーターマガジン社)

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強烈な加速性能でその名を轟かせた500SSマッハⅢを始めとするマッハシリーズの歴史の最後を飾ったこのモデル。

1975年末にマッハシリーズ全体の車名がKHに変更となると同時に、400SSもKH400へと改名されました。

独特の存在感を放つマッハの末裔KH400をロケットカウル&モヒカン仕様のメットという唯一無二の存在感を放ち乗り回す、特攻隊長マルにこそピッタリの1台だったのです。