高校生の単車チーム名をそのままタイトルにした「湘南爆走族」。いわゆる「族」を主人公にした本格コミックは、この「湘爆」までなかったが、いわゆる不良少年の物語ではない。「番長もの」のように次々と強敵が現れるわけではなく、「オートバイもの」のように最速を目指すわけでもない。そんな湘爆の二代目リーダー江口洋助とその周辺の人々の、日常を各キャラクターの愛車!今回はアキラ × HONDA CB400T HAWKⅡの関係から紹介したいと思います。
アキラのホークⅡ
1974年、集合マフラーやバックステップを備えるカフェレーサー的スタイルと、当時400ccクラス唯一のスムーズかつパワフルな4気筒エンジンが特徴のCB400FOURが登場し、スポーティで洗練されたスタイルが多くのライダーを魅了。熱烈に支持されるたが、惜しまれつつ1977年に生産を終了してしまう。そして、生産終了後に人気モデルとなったCB400FOURと入れ替わりに、後継モデルとしてCB400TホークⅡがデビューした。
2気筒エンジンを積んだベーシックモデルであるCB360Tの後継モデルとして登場したホークⅡ。
「やかん」と呼ばれた燃料タンクに左右2本出しのショートマフラー、アップハンドル、大型のシートなど、乗り心地にもこだわった新たなスタイルで多くのファンの心をつかんだ1台でもありました。
この愛車でアキラは、3段シートにタレ布風防、3 連ホーンを装備して、親衛隊長として湘爆の総長『江口』の脇を固め爆走したのです。