鮮やかなトリックとイリュージョンで世界を楽しませ、欺く稀代のトリックスター集団「ホースメン」の活躍を描いた映画『グランド・イリュージョン』の続編。
前作で葬ったはずの悪党たちが新たな戦力を味方にホースメンに復讐戦を挑む。今度の敵は科学を用いてホースメンを追い詰めようとする。果たして イリュージョンvs科学の勝敗はいかに?

映画『ソーシャル・ネットワーク』でマーク・ザッカーバーグを演じてブレイクしたジェシー・アイゼンバーグがホースメンのリーダー、アトラスを演じる。

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あらすじ(ネタばらしはしないw)

前作では、不慮の事故で命を落とした天才マジシャンの息子であり、FBI捜査官であるディラン(演じるのは『はじまりのうた』や『スポットライト』の主演で知られるマーク・ラファロ)が、華麗なイリュージョンで世界を翻弄するマジシャン集団ホースメンを組織し、悪を持って悪を裁く”正義の泥棒”となる。
ホースメンは、ディランの父親を事故死に追い込み、母親と彼を貧困に陥れた仇敵を倒し、姿を消した。本作ではその1年後に再び活動を開始したホースメンの前に現れた強敵との、新たな戦いを描いている。

熟練したテクニックと、様々な仕掛けを使って大掛かりなイリュージョンを実現するマジシャンに対して、今度の敵は科学的なテクノロジーを使ってホースメンのトリックを次々と見破り、さらに逆に彼らを騙し、追い詰めていく。

ストーリーは若干粗いが、派手で華やかなイリュージョンは楽しめる

本作で見られる多くのイリュージョンは、天才マジシャンのデビッド・カッパーフィールドの監修によるものだそうだ。従って、映画の演出というだけでなく、実際に彼がイリュージョンとして実現できるものだという。

デビッド・カッパーフィールド (David Copperfield 、本名、David Seth Kotkin 、1956年9月16日 - )、アメリカ、ニュージャージー州生まれのロシア系ユダヤ人、世界を代表するプロマジシャン。

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特にホースメンのリーダーであるアトラスが降りしきる雨を止めて、雨粒を宙に浮かせ、自在に操るシーンは衝撃的だが、これも実現可能だと言うから驚きだ。(劇中でアトラス自身が、そのトリックをサラリと説明している)

いつもは誰をも欺いてきたはずのホースメンが、今回は騙され、コケにされ続けるが、最後はより大掛かりで外連味たっぷりのパフォーマンスで敵を倒す。そしてそのトリックのほとんどがリアルであるとすれば、これは楽しめなければ嘘だろう。
ストーリー展開は正直ちょっとご都合主義で、ん?と首をかしげざるを得ないところが多いが、ハリウッドのアクション映画の多くがそうであるように、派手なイリュージョンを素直に味わって、スカッとすれば、それでいい。

2時間のアトラクションとして楽しむべき映画である。

映画『グランド・イリュージョン 見破られたトリック』予告編

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