波乱に満ちた展開となった2017ダカールもいよいよ明日1日を残すだけとなった。今年も連覇かと思われたトビー・プライスが骨折により消え、他を圧倒するスピードを見せつけたホアン・バレーダはレギュレーション違反で後退。さらに、ハスクバーナ初の優勝となるかと期待がもたれたクインタニラも最後の最後になってリタイア。そんなハードなダカールを、初出場の風間晋之介は今完走しようとしている。
トップライダーもルートファインディングに苦しんだStage10。SS449km、リエゾン302km、トータル751kmのルートを風間晋之介は過去最高位となる50位でフィニッシュし総合成績を74位までアップ。
極寒だったボリビアから、灼熱のボリビアに移ったダカールラリー。Stage11は自身の最高位を記録する41位でフィニッシュ。総合順位を66位にまで上げてきた。ダカール初参戦にしてこの順位は素晴らしい! 快挙といっていい内容だ。
残るステージは1月13日に行われるStage12のみ。風間深志、晋之介親子タッグによる夢の実現はもうすぐそこにまで迫っている。