ラスト1マイルの配送方法

ダイムラーAGは、2017年1月5日から米国・ラスベガスで開催されているCES(コンシューマー・エレクトロニクス・ショー)で、新たな配送システムの提案を行った。

Vision VAN。

CESでは、2016年のパリオートサロンでダイムラーAGが発表したCASEの、より具体化へ向けた開発&研究内容が発表された。ところでCASEとは、Connected=繋がる・Autonomous Driving=自動運転・Solution&Service=ソリューション&サービス、Electric Intelligence=電動化の頭文字を合わせた言葉で、今後のダイムラーAGの企業戦略をわかりやすくしたものである。

Vision Vanは、オンデマンドの新たな配送システムを提案している。

そのなかのひとつ、Solution&ServiceとしてVision Van(ビジョン バン)では、「ラストマイル」の画期的なオンデマンドの配送システムのプレゼンテーションが行われた。

それは、ラストマイルのロジスティックシステムの開発である。eコマースなどの需要がさらに高まる近い将来向け、ラストマイルデリバリーの効率を高めるというものだ。具体的には母船となるVision Vanが配送先の1マイル前に駐まり、そこから専用に開発されたドローンやロボットで依頼主に配達するというものである。

Vision Van用のドローン。2kg、3L以内のデリバリーが可能だ。

Vans&Robots。メルセデスベンツスプリンター(日本未導入モデル)と組み合わせている。この小型ロボットいは10kgまでの荷物が積めるという。

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このシステムにより、メルセデスベンツ バンのユーザー、具体的には宅配業者やドライバーとなるが、コストの削減や効率アップといった大きなメリットが生まれるという。

あなたの家にロボットやドローンが配達にやってくる日は、そう遠くないかもしれない。