2016年12月13日(現地時間)に欧州トヨタが発表したヤリスWRC参戦記念車のイメージ・スケッチ。欧州仕様の新型3ドアハッチバックがベースになるようだ。

まいどっ、久しぶりにお目にかかります、グリコです。今日はコンパクトなホットハッチが大好きなアナタに獲れたてのニュースをお届けしましょう。

トヨタが2017年からヤリス(日本名ヴィッツ)で世界ラリー選手権に復帰するのはご存じですよね。つい先日には、参戦マシンも公開されました。ちなみにこのマシンは、ライトやグリルの形、そしてリア・コンビネーションランプなどは、日本でも1月12日にビッグマイナーチェンジされるヴィッツそのもの。ひと足早くのお披露目となりましたので、気がついた方も多いかも。

公開されたヤリスWRカーの勇姿。日本でも1月12日に発表される新型ヴィッツのランプやグリル、リアコンビランプもこんなイメージになります。

さて、そんなヤリス=ヴィッツですが、WRCマシンにインスパイアされた「特別限定車」が企画されていることが、欧州トヨタから発表されました。公開された情報はスケッチ1点のみ。ディテールは一切不明ですが、ホリデーオート誌の独自調査によれば、これがとんでもない高性能マシンになりそうです。

最大の特徴はエンジン。最高出力220馬力と最大トルク24.5kgmを発生する1.8ℓのスーパーチャージドエンジンを搭載する模様です。ちなみにこのエンジン、あのロータス・エリーゼに搭載されているものと同じです。べースエンジンはトヨタから供給される2ZR-FE 型だけに、ヤリス=ヴィッツへの転用は容易なようです。

ボディは欧州仕様の3ドアハッチバック。つまり、トヨタのフランス工場で生産されるボディが使われるのです。基準車のボディを220馬力に耐えられるようにフル補強、足まわりもWRCドライバーの協力を得て徹底的にチューンされるでしょう。

ひょっとすると欧州専売? と思われるかもしれませんが、日本でも2017年の秋までにはGRMNとして発売されそうです。台数限定の輸入車ということで、価格は350万円前後はいくかな?と予想しますが、果たして…。走りにうるさい人、限定モノに弱いアナタ、今後の情報に期待していて下さい!