フォトコンテスト入賞への近道は、とりもなおさず審査員の「ツボ」をツンツンできるか否かにかかっている。そこで、敏腕担当編集者がコッソリとお教えしましょう!
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★赤城耕一先生=小言の赤城

この1月号から審査員として加わっていただきました。居酒屋オヤジというと「おらぁ。もう、あのオバサンはでぇ嫌ぇだからよ。いっちょ、シャレのつもりでトランプってヤツに投票しちゃうよ。ガハハ、酒くれい!」という全米200万人がつとに有名です。が、赤城先生はそのスタイルこそ踏襲しながらも、はるかに明晰かつリベラルな判断を下されています。
「ハッキリ申し上げて、金賞とか銀賞の作品は文句なく素晴らしいので、論評しなくてもいいんですよ。どちらかというと、“あと一歩”の方々にこそ言いたいこと、アドバイスがたくさんありますね」
「なによりも”撮影者の気持ち”が伝わってくる写真を選びます。伝えたいことがあるからこそ、強い写真になりますから。ピントや露出といった技術は、最低限のレベルさえクリアしていれば重視しません」

★安田菜津紀先生=文化人枠のなつき

日曜日の朝は「サンデーモーニング」である。これは別に「頭痛が痛い」とか「エドガワリバー」云々ではなく、TV番組のタイトルだ。やはり知り合いがテレビに出ていると応援したくなる。意味もなく妻に自慢したりもする。「仮面ライダー」なんか観ている場合ではない。ちなみに「張さん」との接点はあまりないそうだ。

「やっぱり“あっぱれ”な作品をお願いします! つながりを感じさせてくれる、会話が聞こえてきそうな写真を待ってます!」

★熊切大輔先生=タマランチ会長直系

なんたって日刊ゲンダイ出身である。これは看過できまい。すべての中年雑誌編集者がその文体をお手本とした(推測)のが「盛り場ニュース」なのだから。が「ストトンと階段」「カッポシ」とか振っても反応がイマイチ。というのも「写真部だったので、ほとんど接点がなかったんです」とのこと。ちょっと残念だ。

「エキスパート、シニア部門の方も、たまには“組写真”で応募されてはいかがでしょうか? 単写真とはまた違った発見があると思います。1枚では弱かったから組んだ、ではなく最初から組として狙って撮ってみてください!」