昨年のシーズンの表彰台は第5戦鈴鹿での3位のみという、悔しい結果に終わった『SUBARU BRZ R&D SPORT』。そして今シーズンは、ファンの記憶に残る魂を揺さぶるレースで、私たちに夢を魅せてくれました!

こちらの連載では、すべてのスバル車ユーザー&ファンが楽しめる、1冊まるごとスバル本ボクサーエンジンを搭載する人気モデルの最新情報誌SUBARU BOXER BROS.vol05より、“スバリスト”と呼ばれるスバル車ファン必見、ヨダレものの充実のコンテンツとその魅力を紹介していきます!(あぁこ@ロレンス編集部)

第3戦から流れは変わった。 苦手なもてぎを制して...勝つ!?

高低差70mのマウンテンサーキットであるSUGOは、よく「魔物が棲む」と言われるが、BRZも予選日朝のフリー走行で大事件が発生。

井口がSPコーナーのアウトでクラッシュし、マシンに大きな損傷を負うところがチームは、ここで底力を発揮した。午後には修復を終えてQ1を楽々と突破、さらにQ2でも3番グリッドを獲得。

翌日の決勝もポジションを守り、今季初の3位表彰台をゲット、試行錯誤したセットアップでもきっちりと結果を出した。

さらにベストメカニック賞として設定されている「ZFアワード」をチームが受賞、二重の喜びで後半戦に弾みをつけた。

2週間後の第4戦・富士では、4番手でQ2を通過。決勝でも井口が序盤に3位に浮上すると、交代した山内も最後までプッシュして走りきり、2戦連続の3位表彰台を獲得。

BRZには不利と言われる富士での好結果が、勢いを加速させる。

■TEXT:石田 徹 ■PHOTO:井上雅行/石田 徹/編集部

2016年シーズンのBRZの強さは、かなり本物。果たして今シーズンの結果は、この勢いのまま逆転王者に輝いたのでしょうか?

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