第219回は、 トヨタ『スターレット』 をご紹介します!トヨタの欧州向けエントリーカー。ターボGTは、“かっとび!韋駄天!スターレット”と名乗って、並のスポーツモデルと圧倒的な差を魅せつける俊足をアピールしました。(あぁこ@ロレンス編集部)

トヨタ スターレット(1990年)

GTターボ

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84年10月にFF化された先代スターレットは、国産車としては希な5年という長いスパンの末に89年12月フルモデルチェンジ。

例年噂があがっていた通りトップモデルには、DOHCターボエンジンを投入してきた。トヨタのボトムレンジをカバーするスターレットではあるが、ベーシックモデルに加えてホットバージョンにも力を注いでいる。

ラインアップを見ると軽自動車とも十分に渡り合えるほどの価格設定を持つソレイユを始め、オープンルーフのキャンパストップ、DOHCターボエンジン搭載のGTまでバリエーションは豊富。

キャンパス・トップSi

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エンジンはディーゼルのINを除いて全車新開発の4Eユニットを搭載する。この4Eエンジンはトヨタが進めいる全ユニットDOHC化の最小ユニットにあたり、自慢のハイメカツインカムヘッドを採用。

ベーシックエンジンまですべて高効率なDOHC化を狙っている。

グレードによって搭載されるエンジンは、それぞれ4E-F、4E-FE、4E-FTEとなっているが、基本的には燃料供給システムやターボなどによって差別化が行なわれている。

GTに搭載される4E-FTEはクラストップの135psをマークするが、旧モデル同様スイッチひとつでLOモードの125psにチェンジすることもできる。

4E-FTE

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サスペンションは基本的に従来と同じF・ストラット/R・ツイストビーム方式。

しかし、135psのパワーを支えるにはいささか役不足なのが難点。(原文のまま)