第217回は、 ダイハツ『シャレード』 をご紹介します!こちらのクルマは、エコラリーランやサファリラリーに積極的に参戦していたそうです。経済性や力の強さを競うレース両面で、優秀な成績をおさめてきたのがシャレードでした。今ダイハツと言えば、福祉車両や軽自動車のイメージが強いから意外ですね。(あぁこ@ロレンス編集部)

ダイハツ シャレード(1981年)

クーペ XGL

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国産の市販車では唯一の1000cc車であり、そのすぐれた機能性と燃料経済性によって、激戦の2ボックス市場で根強い人気をあつめているのがシャレード。

ハッチバックの4ドア・セダンと2ドア・クーペがある。

55年10月には2回目のマイナーチェンジで、丸型2灯ヘッドランプは角型2灯に、フロント・グリルのデザインも変わり、リアのコンビネーションランプの大型化にインパネのデザイン変更、2速ATの導入、新車種の追加などが行なわれた。

エンジンはユニークな4ストローク3気筒、993ccで、55PSのCB11型と、圧縮比をアップしてシングルキャブレーターのまま60PSとしたCB32型があり、クーペ全車とセダンのXTE、TXに60PSエンジンを搭載。

セダン XTE

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XTEとXTは155SR12スチールラジアルにタコメーター、大型ブラックバンパーなどが標準のスポーティ派シャレードである。

追加された車種はセダンのXGCがこれまでトップにランクされていたXGEに、リアワイパー、防眩ミラー、サイドプロテクターモール、ELRベルトなどを標準で加えた新しい最高グレード・モデル。

そしてHT・XGLはチルトシートやバニティミラー、ATが標準装備の女性向け仕様車。このXGLはATのみだが、その他のモデルにも4速、5速のマニュアルのほか、2速ATが設定された。

サスはフロントがストラット、リアは5リンク・コイル、ブレーキはセダンのXG、Xをのぞく全車にフロント・ディスクを採用。