日本国内での二輪車の出荷台数は、1980年には約237万台でしたが、2015年にはその1割強の約37万台まで減少*しており 、現在のバイク市場は縮小状態にあります。

しかし、ここ最近はリターンライダーの増加や、バイク好き芸能人の出現・番組企画化、経済産業省が2020年に向けて掲げる販売台数100万台達成という政策目標など、各所で新たな盛り上がりを見せています。

さらに、累計100万部のベストセラーとなったバイクを題材にした人気漫画『ばくおん!!』のアニメ化や、ヤマハのスポーツモデル「YZF-R25」購入者の約半数が29歳以下となるなど、中高年のリターンライダーだけでなく、若者にもバイク人気が戻りつつあることが表れている状況となっています。このような市場背景を受け、非二輪免許保有層、非バイク保有層も含めて、ヤマハ発動機株式会社は、バイクに関する意識調査を実施しました。

[調査概要]
・調査期間:2016年9月8日(木)~ 2016年9月9日(金)
・調査地域:全国 ・有効回答数:1.040件
・調査方法:インターネットリサーチ・性/年代:男女/20歳~69歳
・年代別割付:各年代 208名

今回は、ヤマハ発動機株式会社が実施した調査の結果をご紹介つつ、せっかくなのでロレンスの読者さまにもアンケートに答えてもらおうと思います!
*日本自動車工業会調べ 国内末端販売店向け出荷台数

1.二輪免許を持っていないけど、バイクに対して憧れを持っている。

2.バイクに憧れを持っていると答えた方。憧れる理由はなんですか?

免許非保有者の3割以上がバイクに憧れ!

YAMAHAが実施した意識調査によると、二輪免許非保有者でバイクに対して憧れを持っている人は34.6%と、3割以上の人が憧れを持っています。近年は若者のバイク離れとも言われて いますが、特に20代のあこがれは各世代トップの4割以上となり、 意外にも若年層の意向が強いことが分かりました。

バイクに憧れを持つ理由は“閉鎖的な日常からの開放感”が起因?

また、バイクに憧れを持つ理由トップ3は「開放感がありそう」「ストレス発散になりそう」「行動力がありそう」となっています。

3.バイクで行ってみたい場所ところはどこですか?

バイクで行ってみたい場所・人は各世代ともに変わらぬ趣向。

また、バイクで行ってみたい場所・人は各世代ともに変わらぬ趣向また、バイクに乗って行ってみたい場所は、1位が 「海・海岸」 、2位が「山・高原」、3位が「夜景の見える場所」となり、各世代ともに共通の理想的なスポットという結果になっています。
さらに、バイクに乗りたいシチュエーションは全世代を通じて「夫婦・恋人とのデート」がトップとなり、バイクにおける異性との2人乗りデートのイメージは、時代の変化を経ても変わらない、普遍的な理想であることがわかりました。

4.二輪免許を持っている方。自分のバイクを持っていますか?

5.現在バイクには乗っていない/バイクの免許を取得していないけど、(再び)バイクに乗ってみたい?

免許を持っているものの、バイク保有者は3割!!

YAMAHAの調査では、実際にバイクを保有しているのはわずか35.2% でした。 免許取得のきっかけとしては「実際に走っているバイクを見て」といった憧れ意向が上位にありますが、現在所有している人は非常に少ないことが分かりました。

バイクに乗りたいと思っているが、様々な理由で諦めている“断念バイカー”は約半数も存在!

また、「免許保有者だがバイクに乗れていない人」、「免許非保有者」にバイクに乗ってみたいかを聞いたところ、 約半数の47.3% もの“断念バイカー”(バイクに乗りたいと思っているが、様々な理由で断念している人)が存在することが分かりました。特に免許非保有者では20代の意向が一番強く、男女ともに4割を越えています。

また、過去に二輪車を保有した経験がある人に限定すると、再びバイクに乗ってみたいと考える人は7割以上も存在します。
多くの人々がバイクに乗りたいと考えていながらも、断念していることが明らかになりました。

6.免許を持っていない方に質問。免許を取らない理由はなんですか?

7.免許を持っているけどバイクに乗らない方に質問。バイクに乗らない理由はなんですか?

では、4割以上も存在する“断念バイカー”たちがなぜバイクに乗ることを断念したのか。免許非保有者・免許があるにも関わらず現在バイクに乗っていない人に理由を聞いたところ、様々あるなかでも、主に経済面、安全面での足止め、そして家族からの反対という回答が多く見受けられました。

そして、バイクに乗りたいのに乗れない・・・“断念バイカー”を生み出す理由は、下記の3つであることがわかりました。

不安先行型

免許非保有者が免許を取らない理由のトップが「事故が怖い(58.6%)」でした。金銭的な要因以外では、「運転が難しそう(27.8%)」が上位に来るなど、バイク運転への不安が大きく起因する結果となりました[グラフ5]。また、免許保有者の41.4%が「ブランクが長い」[グラフ6]と挙げており、もう一度乗りたいが昔みたいに乗れるか不安といった、運転に自信が持てない人々が多く存在してることが分かりました。

夢より現実型

免許があるのにバイクに乗ることを断念している要因のトップ2が「購入費が高い・かかる(55.3%)」「維持費が高い・かかる(51.2%)」[グラフ6]でした。半数以上の人が家計を思うと出費が痛いという理由で、バイク回帰に足止めしています。

ファミリーアウェイ型

特に免許保有者で3歳以下のお子さんをお持ちの方は、3割以上(35.3%*1)が安全面の心配もあってか家族の反対を受けてバイクを断念していることも分かりました。一方で、同じく免許保有者で家族や恋人からの反対が解消されたらバイクに乗ることを検討したり、気持ちが高まると答えた方は、78.7% と約8割も存在しています*2。

*1 n=34
*2 n=47

8.バイクに乗らなくなって起きたことはありますか?

今回の調査結果では、バイクをやめたことで喪失感に陥る=“バイクロス“も多く存在することが浮き彫りになりました。バイクロスを構成する3つのポイントがあります。

体力ロス

バイクに乗らなくなったことで起きた事象としてトップに上がったのが「バイクに乗らなくなったことで体力が落ちた」というr「体力ロス」で33.4% の人が回答しています。体力低下が「以前のようにバイクに乗れないのでは」と回帰のネック且つ事故への不安に繋がっていると考えられます。

金銭ロス

「他の趣味にお金がかかる」と答えた「金銭ロス」は、32.6% 。免許保有者がバイクに乗ることを断念する理由で目立っていたのが経済面でしたが、車種など選び方によってはバイクが経済的負担の軽い趣味のひとつであったと考えられます。

情熱ロス

「遠出する機会が減った」という「情熱ロス」は27.2%でした。友人との付き合いが疎遠になった人も2割ほど存在し、バイクが人間関係の一助になっていたことも明らかになりました。

“断念バイカー”にこそ、コンパクトなバイクがピッタリ!

今回の調査で、二輪免許の保有・非保有問わず、バイクへの憧れや情熱を持っている人は存在するにも関わらず、バイクを買うことや乗ることを諦めている人が数多く存在することが明らかになりました。

経済的な部分を見てみると、近年人気のある125ccクラスのバイクを年間で換算した維持費は、1日あたり200円程*とかなりの低コストで所有できることが分かりました。
流通ジャーナリスト 渡辺広明氏によると、これはなんと、家での缶ビール1本を我慢すれば乗れてしまう計算だそうですよ!
お酒をやめれば、間違いなく健康生活を送ることができますよね。さらにバイクはインドアではなく外の世界を楽しむことができるのでプラスな事だらけ!!

*軽自動車税(2,400円)、自賠責保険(17,330円/保険期間は5年)、駐車場代(10,000円)、消耗品代(10,000円)、車両本体(トリシティ125・330,000円/10年乗車)、任意保険(7000円/ファミリーバイク特約加入)、ガソリン代(9000円/年間予想走行距離6000km・ガソリン単価120円/L・燃費40km/Lで算出)と仮定し、1年間のコストを算出。

断念バイカーがまず乗り始めるなら、懐にも体力にもやさしい「LMW技術搭載のトリシティ」がオススメ!

断念バイカーにオススメしたいのが中でも、人気の125ccクラスに属する「ヤマハ トリシティ125」!!

www.yamaha-motor.co.jp

ヤマハ トリシティ125は、「LMWテクノロジー」という前二輪機構を採用しているため、安定感があり、前輪スリップによる転倒リスクを軽減しています。
このヤマハの技術の結晶とも言える、「LMWテクノロジー」は、真新しさも含め、新たに彼らがチャレンジするには最適な車両のひとつと言えます。

またバイクに乗りたいなぁとちょっとでも思っているそこのあなた!
まずは車にない安い維持コスト、原付にない利便性・快適性が揃ったヤマハ トリシティ125から、脱!断念バイカーになりませんか?