CB92が登場した1959 年。そこから続くCBの歴史は日本のスポーツバイクの足跡そのものとも言える。歴代CBは様々な顔を持つが、どれひとつとってもその骨格を形作っているものは、やはり“ スポーツ” であった。そんなHONDAが誇るCBシリーズの歴史を振り返っていきたいと思います。
これぞ、'80年代を代表するヨンヒャクマルチだ!!: CBX400F
ヨンフォアが生産中止になって他メーカーが4気筒モデルを次々と発売する中、ホンダが満を持してDOHC4バルブのCBX400Fをデビューさせた。さらに翌年には、当時人気が出始めていたF3やSS400のレース用にと、このCBXをベースとしたコンプリートマシン、RS400Rを発売。それだけ当時の一番の売れ筋400マルチに、一番最後に出てきただけに、気合いを入れてたってことだ。
発売から8年間で6万台も売れ、そして、いまだに人気が高いCBX400Fは、初心者からベテランまで全てのバイク乗りを楽しませてくれる、全てのバイクの原型ともいえる1台ではないでしょうか。