この連載では、モーターマガジン社出版「月刊オートバイ【別冊付録】不朽の日本車102年史」より、日本を作り上げた歴史のオートバイを振り返っていきます。
日本の歴史1909年産声をあげた日本最初のオートバイ、島津NS号から2011年モデルまでじゃんじゃん紹介していくので、「そういえばこんなバイクあったなぁ」と懐かしい気持ちになってもらえたり、「昔はこんなオートバイがあったんだ!」とあらたな発見をしてもらって、お楽しみいただければと思います。(akiko koda@ロレンス編集部)

KAWASAKI Z1000(1977年)

●空冷4ストDOHC2バルブ並列4気筒
●1015㏄
●83PS/8000rpm
●8.1㎏-m/6500rpm
●240㎏
●3.25-19・4.00-18
●輸出車
©オートバイ別冊付録 不朽の日本車102年史

他メーカーから出現したライバルたちに対抗して、Z900のボアを広げて排気量を1015ccにまで拡大してパワーアップを図ったモデル。単に排気量を上げただけにとどまらず、クランクシャフトのウエイトを重めにしてトルク重視の設計としたのをはじめ、各部で細かな熟成も進められた。(©オートバイ別冊付録 不朽の日本車102年史)

これまでの特徴だった4本マフラーが2本マフラーになり、リアブレーキがディスク化されるなど、外観が変わり、性能パワーがアップしました。
他社が次々と名車を生み出し始めたこの時代に、他に負けまいとKAWASAKI Zが挑んだ決断のバイクです。