今回も、レアなスポーツカーを紹介しよう。
かつてロータスやケータハムといったスポーツカーメーカーに在籍していた人を中心に、2013年に創設されたイギリスの新興スポーツカーメーカーが「ゼノス」。
そんなゼノスが初めて世に送り出したモデルが、この「E10」だ。

2トーンのボディは、このアングルから見ると近未来的。全長は3800mmとマツダ・デミオ並みだが全幅は1870mmもある。

一見いわゆるオープン2シーター風のスタイルだが、そのディテールはかなり斬新だ。
まず、ドアがない! 乗り込みやすいようにボディサイドは低められているけれど。
低いノーズに空力を重視したフロントマスク、ディフューザー形状のリアエンドなど、21世紀のライトウエイト・スポーツらしいデザインにまとめられている。

リアビューも独特。全高は1130mm。最低地上高は130mmあるから、市街地走行は問題ない。

シャシはアルミニウム製のフレームに、カーボンのコクピットを組み合わせる本格派。
コクピットの後ろにミッドシップマウントされるパワーユニットは、200ps/210Nmを発生するフォード製2Lの直4DOHCエンジンと6速MT。
なお、このエンジンにターボを装着し250psにパワーアップした「E10S」や、2.3Lターボから350psを発生する過激な「E10R」もラインアップする。

コクピットはシンプルだが、思ったより狭くない。ステアリングはレーシングカー的に脱着可能。運転席右のアームレストにライトやワイパーなどのスイッチがある。

前述のようにドアがないので、ボディサイドをまたいで乗り込み、エンジンをかける。
ドアがないからサイドウインドーもなく、メーターやスイッチ類も必要最低限といった感じでシンプルそのもの。
エアコンはもちろん、ベンチレーションもない! その代わり、シートヒーターは標準装備だが…。

わずか700kgの車重だから、スポーツカーとしては非力?な200psでもパワー的には十分。
意外と乗り心地は良く、ワイドトレッドと空力ボディのおかげかハイウエイでの安定性も高い。
そしてワインディングを走れば、車重の軽さと高剛性のシャシでハンドリングは正確かつ俊敏。コーナリングが楽しい!

専用チューンを施され、200ps/210Nmを発生するフォード製の2L直4DOHCを横置きミッドシップマウント。これに6速マニュアルミッションを組み合わせる。

これほどピュアなライトウエイト・スポーツは、最近では珍しい。
実用性には乏しいが、セカンドカーとしてなら所有してみたくなる。
興味のある方は、輸入販売元であるゼノスカーズ ジャパンに問い合わせてみて欲しい。