マツダとスバルは、他社とは一味違ったユニークなクルマ作りで独自の地位を築いてきた。ここでは50年以上にわたる両社の4輪史に確たる足跡を残した、名車の系譜を辿ります。 (ホリデーオート©モーターマガジン社)
SUBARU アルシオーネSVX 1991.09~
ジウジアーロのコンセプトによるスタイリングになった2代目アルシオーネもまた、Cd値0.29を達成。エンジンは対向6だが排気量が3.3ℓまでアップしている。これに4速ATとVTD-4WDを組み合わせ、GTレベルの走りを実現した。
「遠くへ、美しく」、「500miles a day」をキャッチコピーに作られた、スバルの意欲作だったが、日本での販売はバブル経済崩壊期と重なり苦戦を強いられてしまい、後継車種をリリースせずに生産終了となってしまった幻の名車なのです。