第203回は、ホンダ『シビック』4車種をご紹介します!今のクルマでは当たり前のように使われている装備 “イージードライブの先鞭は HONDA ” だったのですね。(あぁこ@ロレンス編集部)
ホンダ シビック (1981年)
ロー&ワイドでおなじみの台型フォルムで、国産のFF・2ボックスHBブームの先駆的存在となったのがシビック。54年7月に居住空間の拡大、静粛性と乗り心地、経済性などの向上にウエイトをおいた初のフルチェンジが行なわれたが、スタイリングはややシャープさを加えたものの、旧型のイメージを忠実に踏襲して、新鮮味はうすい。
そして55年6月には1300、8月には1500をドライバビバリティの良さと低燃費を特色とするCVCCⅡは4気筒、OHC、1355ccのEJ型1300が、最高出力72PS/5500rpm、最大トルク11.0㎏-m/3000rpmと出力で4PSアップ。
1488ccのEM型1500は80PS/5500rpm、12.3㎏-m/3500rpmと数値的には変らないが、走行フィーリングは大巾に改善された。1500CX、CX-Sにはバルブタイミングの変更によって85PSとしたスポーツ型エンジンを搭載する。
ボディタイプは3ドア/5ドアのHBで、足まわりはリア・サスから駆動系がのぞかれるため独立懸架を採用しやすいというFFの利点を生かした、前後ともストラットの4輪独立サス。ブレーキはフロント・ディスク、リア・ドラムである。
最上級後レードは5ドアの1500EXでパワーウインドー、パワーステアが標準。スポーティ仕様の3ドア1500CXにはハードサス、ハロゲンヘッド装備で、サンルーフ装着のCX-Sもある。(原文のまま)